お前ら私は女だぞ！？2【wrwrd】【らっだぁ運営】

生きてるんですがぁ！！！ ページ27

『なんで服まで指定されてんだろうか私は』

あれから数日。最初はシャオさんだったから、
どんなお願いかなぁって思ってたら、部屋に手紙があって、下手な字でこう書いてあった。


〈お願い聞いてくれるの楽しみや！！
どんなお願いしよか、ワクワクして考えとるからな！無理とか今更言うなや？？ シャオロン

P.Sこの服着てきてな、それが1個目のお願いやから！〉

らしい。

指定されて今着ているのはフリッフリのフリルのついた鮮やかな黄色のワンピース。膝上くらいのスカートで、中身見えてないよね！？レベルの。


それで、指定された場所は城の中の中庭。
え、何しろと言うのだよ子犬よ…


嫌々、指定された場所に行った。

ガチャリ、白いドアを開く。
紫色が混じった様な暗い夜が目に入る。

そういえば、メイド時代、シャオさんに初めて会ったの庭だったっけ。

確か、「お前、誰やねん！！！HQ！侵入者！！！
中庭に女のスパイ！！！」

とか言われたっけ。結局誤解は解けたけどね。

周りを見渡していると、後ろから、

「え、天使……？？？」

と言う声がした。

後ろをむけば真っ赤な血を鼻から流しているシャオさんが居た。

胸の所に手当ててるし、乙女かアンタ！！！

『シャオロン！？鼻血鼻血！！』


ーーーー

シャオ「ごめんごめん…あまりにも似合わんくて血出たわw」

『あ“ぁあん！？？』

顔を逸らしてそう煽る様に言ってくるシャオロン。
腹立つなぁこいつ！！！

『でお願いって何よ。無いなら帰るけど…』

シャオ「あのさ、真面目な話になるんやけど、
ここの庭に咲いてる黄色の花、なんの花か分かる？」

真剣な眼差しでこちらを見てくるシャオロン。
え何々？？

『…え？』

そう言われて周りをよく見渡す。
綺麗に凛々しく咲いている花。黄色とオレンジ色の花がよく目立つ。

シャオ「…黄色のガーベラの花言葉は、
〈究極の愛〉オレンジ色のカーネーションは、
〈熱烈な愛〉サンリッチオレンジは、〈未来を見つめて〉…ここまで来ても分からへん？」

『あ、っ、え？？？』

顔を真っ赤にしてこちらを真っ直ぐに見つめてくるシャオロン。

シャオ「えっと、お、おっ、おれ、と、
その、あの………」

グッと手を合わせて握るシャオロン。そして、

手を出してきて、私の手を優しく握ってきた。
大きくゴツゴツした手だった。だけど、少し湿っていた。

シャオ「そ、っ、の…」

ーーー
続けぇ

しゃしゃしゃしゃしゃ→←次回お願いを叶えるターン！！

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