【天馬司】おれだけみてよ、【プロセカ】

かわいいが26回 ページ27

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数日後、神高祭に向けての準備や練習が少しずつ始まってきた頃

休憩時間壁にもたれかかっていると隣へ誰かが座った


「！Aか」

「これ台本書いたの、司くん？」

「そうだがなにか可笑しかったか？自信作なんだが…」

「いいや、面白いね」


もうロミジュリ関係ないよね、やっぱ裏方にして正解、だとか良い意味にも悪い意味にも取れる感想を並べられる

オレ的には最高に良い台本なんだが…


「…むってしてる、かわいい」

「うるさいぞ」

「そういえばあげたハンカチ使ってくれてるんだね 嬉しい」

「折角貰ったしな」

「かわいい」

「どこがだ」


素直じゃないなぁ、と頬をつんつんしたり抓られたりするが放置しておく 痛いけど

…もう一度言う、かなり痛いけど


「天馬！衣装だいたい出来たから着てみて！」

「わかった、今行くぞ！」

「えーいっちゃうの」


むっとした様子でさっきより強く頬をつねられる

いやオレなんでこんなにやられてるんだ？？痛いぞ


「流石に痛いからそれ辞めてくれ…
全く、オレが行かなきゃ進まないだろう お前も準備手伝ってこい」

「はーい……あ、待って一つだけ
その…後夜祭、ふ、2人で一緒にいたいなー…なんて」

「…………あ…あぁ、いいぞ、後夜祭だな、覚えておく」


俯いていてAの顔は見えなかったけれど

確実にオレの顔は真っ赤だろう


「天馬早く来いや！！！イチャつくなら他所行け他所に！！！」

「なっイチャついてなどいない！！！」

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