俺目線だぞ。by良平 ページ11
じゅんじゅんから仕事終わりに電話がかかってきた。
何かと思えば。うちのお騒がせ娘が潰れただと？
急いで指定の店に向かってAを引き取る。
店に着いたら幸せそうな顔して眠る幼馴染とじゅんじゅん。
福「お！早かったな。」
木「ご迷惑をおかけしまして…」
福「あー、いーのいーの！誘ったのこっちだし、こいつもいろいろ溜め込んでた
みたいだからな。吐き出させてやらねーと。」
「んんっ、ごめんなさい。ごめんなさい。おかあさん。」
あぁまた昔の夢だ。俺はあと一歩、こいつに近づけない。
福「良平にしか分かんないだろーな、と思って。上手くやれよ、なんだかんだ
みんなAの事大好きなんだぞ(笑)」
木「ありがと。やっぱ俺じゅんじゅん好き。」
福「男に告られてもなー(笑)まぁ悪い気はしねぇ。」
木「言ってる事矛盾してない？」
福「うんにゃ、そんなことねぇやい。頼んだぞ。良平」
木「うん、頑張る。」
福「おう！頑張れ！」
そういってじゅんじゅんは俺の頭をわしゃわしゃと撫でてから帰路についてった。
木「さて、帰るか。」
ぶっちゃけて言おう。俺はAの事が好きだ。いつからかなんて覚えちゃいない
昔からめんどくさいわ、すぐ泣くわ、わがままは言うわで初めて会った頃は
俺の女の子の定義から90度くらい離れたとこにいた。だが、5、10と時を重ねて、
Aは泣かなくなった。わがままも言わない。いつもニコニコするようになった
俺はこいつの悲しみに気づいてやれなかった。気づこうともしなかった
その分、1人でどれだけ重いものを抱えて、泣いて、我慢してたか、
そのうち笑わなくなって、Aは消えてしまいそうだった。
それが、今こうして仲間に恵まれて、昔のAが戻って来ているが、
俺は時々不安になる。また消えてしまうのではないかと。
過去を抱えて、Aは生きている。
「きーくんはわたしのひーろーだから。」
ふと聞こえた寝言は昔Aからもらった懐かしい言葉だった。
でも…………………
木「ごめんな。俺はお前のヒーローじゃねーよ。」
この時俺はどんな顔をしていたっけ。
あぁそうだひどく泣きそうだったのを覚えてる。
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エル(プロフ) - みさん» みさん。初コメありがとうございます。そんな風に思って頂けて嬉しいです。もっともっとヤバくしていく所存ですのでこれからも応援よろしくお願いします。 (2018年2月17日 23時) (
レス) id: a0bfec5ff7 (このIDを非表示/違反報告)
み - とりあえず一言。自分の名前を名前のところに入れるとヤバイ…… (2018年2月17日 18時) (レス) id: 8a284aef4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エル | 作成日時：2017年12月16日 1時
