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「ふんふーん。…カリムさん凄いイケメンになってたなあ」
鼻歌なんて口遊みながら、弾むように地面を蹴るAは夢見ごこちである。
無垢な笑顔で話してくれた、みんな大好きカリム先輩に会えたからだ。
彼女は宴の喧騒から離れた路地にて、幸せの余韻に身を沈める。
「横に座ってたのはジャミルさんよね」
ゾウの背中に堂々と座るカリムの横に控えていたのは、ジャミルであろう。
彼は、凛とした姿勢で前を見据えているた。
Aは、艶が増したような美しさをおぼえた。
(でも、カリムさん。手を振ったのに怪訝な顔をなさってたし、)
あの頃なら、彼は間違いなく大きく手を振り返して名前を呼んだであろう。
なのにそうではなかった。それどころか、険しい表情をしていたので。
やっぱり憶えてないのねと、彼女はショボン…。と肩を落としたのだった。
◾
ゾウから飛び降りて、魔法の絨毯に乗り移ろうとしていたカリムは、それが出来なかった。
彼の腕を、ジャミルがグググと引っ張ったからだ。
「おい！？パレードの真っ最中に何処へ行くんだ！」
「ジャミル離してくれ！また逃しちまう！」
「“また”？……ハァ。何を逃すんだ？まったくお前は、いつもいつも勝手に」
深く。深く溜息を吐いた彼は、カリムを引き上げた。
何かの演出だと捉えたのだろう。観客達はより一層盛り上がっていた。
ジャミルは流れるように舌を打った。
自由勝手な主人に文句を垂れてやろうと、カリムを振り返る。
そこで瞳に焦りを滲ませる彼に、ジャミルは違和感を覚えたのだった。
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あさき(プロフ) - ハーツラビュル最高でした！！！私はマレウス様が推しです！！！！ (4月6日 20時) (
レス) @page31 id: 2e9509526a (このIDを非表示/違反報告)
アイカ(プロフ) - 自分も受験生です！！いつも素敵な小説をありがとうございます！同い年に驚きを隠せない文章力…頑張りましょうね！！ (3月28日 22時) (レス) @page30 id: 4e9994ed89 (このIDを非表示/違反報告)
troll_bb(プロフ) - 高校受験大変ですよね😣私も経験したのでめちゃくちゃわかります！更新いつでも待っています！受験頑張ってください！応援しています！ (3月26日 14時) (レス) @page30 id: f859515841 (このIDを非表示/違反報告)
るるか(プロフ) - 受験頑張ってください！いつまでもまちます！ (3月26日 12時) (レス) @page30 id: 2823c0bde0 (このIDを非表示/違反報告)
あさき(プロフ) - いつまでも待ちます！！！！！受験頑張ってください！！受かることを願ってます！！体調にも気をつけてください🙇♀️🙇♀️ (3月26日 10時) (レス) @page30 id: 2e9509526a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：etc. | 作成日時：2023年7月28日 19時
