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クソ野郎が ページ11

「さてさて、これは何かな?」




それは…




「私の携帯、返せ!!」







「それは、無理なお願いだ。
おまえの昔の仲間集めて、ぶっ潰すために必要だからな。」









みんなが私のせいで巻き込まれるの?









嫌だ。









「ふっざけんな、このクソ野郎!!てめぇみてぇなやつが生きてると思うと、虫唾が走るわ。」








「黙ってろ、クソアマが。」









電話の音がする。









「ハロハロ〜蓬雷(ほうらい)くん。
Aは預かったよ〜、とある海辺の倉庫にいるから仲間集めておいでよ。」








「はぁ?待て、声を聞かせろよ。」









「仕方ないねー、ちょっとだけだよ。」








「光汰くるな。絶対に自分でどうにかして見せる。」









「いらねぇこと言うんじゃなねぇよ。」






「っがっぁあ!」






「A、A!!」









電話は切れた。









思いっきり腹部を殴られた。









「いいねいいね、その反抗的な目大好きだよ。
仲間をボロボロにされて、絶望に染まった瞳を見るのが楽しみだよ。」









最低な笑みを浮かべる。

どうしたらいいの→←どうして私だけ



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作者名:空白(そらしろ) | 作成日時:2015年9月18日 20時

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