28話 ページ32
ロイド「ふむ…じゃあ成長を見越して二人とも多少大きく作ってもらおうか」
服屋の女主人「いや〜しかしヨルちゃんがいつの間にか結婚してたなんて！こないだご一緒にお見えになった時に教えてくれればよかったのに〜」
ヨル「先日はその…すみません…」
服屋の女主人「そういえば、お姉ちゃんの方はあの時見なかったわね？」
貴「えっ、あ、そのぉ〜、友達の家に遊びに行ってたので〜…」
あははーと誰が見ても分かるような顔をしながら嘘を吐く。
咄嗟の嘘は苦手だからなぁ…
服屋の女主人「あらそうだったの？でもいいわねぇ、お子さんしかも二人とも名門イーデンにご入学だなんて！お父様もイーデンのご出身ですの？」
ロイド「いえボクは田舎の三流出でして…」
服屋の女主人「あらじゃあ気をつけて」
おばさんは急に低い声を出てきたから近くにいたアーニャも私もびっくりして目を丸くした。
自然と身体が身構えたのが分かった。
服屋の女主人
「伝統あるイーデンじゃ、OBの親とそうでない者とでちょっと壁があって、それが子どもたちの間の差別やいじめを生んでるみたいよ。」
「他にも特待生による横暴とか寮生と通学生の不仲とか…。通学生と言えば誘拐も頻発してるみたいです。イーデンに通える家なんてお金持ちばかりですからね〜」
…なんて恐ろしいことを子どもの目の前で話すんだ、このおばさんは…ｯ！！！
見た目は子どもで中身は高校生だとしてもこの内容はめちゃくちゃ怖い…。
アーニャがこれきいたらやばいんじゃ…
そう思ってアーニャの方を見るとガタガタ震えていた。
あーあ…
アーニャ「アーニャがっこういくのやめる」
服屋の女主人「あらごめんなさい、脅すつもりはなかったの。楽しいことも沢山あるから大丈夫よ！
…えーと、ご購入は制服一式に冬用コート、ベスト、セーター、他3点を二セットですね。お得意様なので超速でお仕上げ致しますよ！」
服屋の女主人「あ、その他の指定品は角のお店で揃いますので」
ロイド「(金かかるな…)」
服屋の女主人「ありがとうございました〜」
・
私達フォージャー一家は服屋を出て、私はお母さんの近くを歩いた。
アーニャはなんだかまだ怖いのかお父さんの足につかまっていた。
ロイド「？ どした」
アーニャ「ゆうかいをおそれてる」
ロイド「そうか、気が早いな…」
夜ご飯はレストランですますことになった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 221人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「愛され」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アル - めちゃくちゃ面白いです、頑張ってください! (2023年4月5日 14時) (
レス) @page44 id: a6b91f29d4 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 夢主、アーニャ可愛い💞 無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年7月17日 11時) (レス) @page31 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
Lynn - もっと続きが見たいな。更新頑張ってね (2022年7月3日 14時) (レス) @page30 id: 3d10a0695d (このIDを非表示/違反報告)
みょん - とっても面白いです‼セリフもしっかり抜かさずあるし、めっちゃこういう感じのを求めてました！本当に面白いです‼更新頑張ってください❗ (2022年5月25日 21時) (レス) id: 5858736ed9 (このIDを非表示/違反報告)
__TSUKI__Oo(プロフ) - コメントありがとうございます！初投稿が故に設定を色々ミスしてたみたいです！💦ご指摘ありがとうございます！多分直せたと思います！今後もよろしくお願いしますー！ (2022年5月16日 15時) (レス) id: 0b71cadd58 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：__TSUKI__Oo | 作成日時：2022年5月11日 21時
