アーニャの姉は超能力者兼怪盗さん！？

18話 ページ22

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モジャモジャ伯爵「最後の問題だ！これに答えられなければ2人とも着替えてもらうぞ！！」

ロイドマン「答えられなければな」

モジャモジャ伯爵「問題です。アーニャちゃんが今欲しいものはなんでしょう」


ロイドマン(今欲しいものだと？)


貴「うーん…」


モジャモジャ伯爵「5…4…」


ロイドマン「制限時間なんて聞いてないぞ！」

モジャモジャ伯爵「ないとも言ってなーい」

ロイドマン「くっ…」


ロイドマン(落ち着け…アーニャが欲しいもの…欲しいもの…)


貴「…ボンドマンのスパイグッズ…」



私の言葉を聞いていたのかロイドマンは目を丸くしてこっちを見た。



ロイドマン「！！ それかもしれない！」


ロイドマン「ボンドマンのスパイグッズ！！」


モジャモジャ伯爵「アーニャ姫！正解は！？」


アーニャ姫「アーニャはいま…！のどかわいたからおみずほしい！」


モジャモジャ伯爵「ロイドマン！怪盗A！不正解！」

ロイドマン「わかるかー！」

モジャモジャ伯爵「モジャジャジャジャ！残念だったな！ロイドマン！怪盗A！約束は守ってもらおう！」


貴「っ…」

ロイドマン「くっ…」


アーニャ姫「アーニャみたいなぁ〜。かんぺきなロイドマンとかいとうA、みたいなぁ〜」


貴「…はぁ…仕方がない、か…」


ロイドマン「はぁ…だな。」



私たちは座席の上に置いてあったなりきりセットを装着した。

するとアーニャは持っていた望遠鏡でこっちを覗いてきた。


アーニャ姫「わぁ！！ロイドマーン！かいとうAー！」


ロイドマンも私も周りが暗いのにはっきりと分かるくらい赤面していたのは言うまでもないだろう。



モジャモジャ伯爵「では、次のステージに進もう！」


ロイドマン「待て！」


ゴンドラのスピードが少し上がったせいでふらついたがロイドマンに支えてもらったおかげで倒れずにすんだ。


気がつくと目の前には大きな入口があった。


えっとぉ…これ、滑り降りろってことだよね。


あぁ、そっか。ここ、テーマパークだった。

私が頭で整理しているとロイドマンは私を抱えて巨大な滑り台を滑り降りようとしていた。


貴「待って！ロイドマン！私っ、こういうの苦t…」


最後まで言えずにロイドマンは滑り台へ滑り降りた。


お城中に私の悲鳴が響き渡り、それを間近で聞いていたロイドマンはﾀﾋにそうな顔をしていた。







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