8話 ページ11
・
試験官「では試験始め！！」
試験官のその言葉と共に一斉に試験をする子供たちはペンを持ち問題を解き進めていく。
どうやら私以外にも転入希望者がいるようだ。
ざっと見るだけで30人はいる。
そんなことより今は試験だ。
私は問題用紙に目を通す。
貴「...なんだ、簡単じゃん」
小さな声でそう呟き、問題を時始める。
問題を解き終わり時計を見る。
どうやらあと40分は残っている。
暇だ...。
いくら簡単とはいえこんなにすぐ終わるものなのか...？
アーニャたちは今頃面接試験か。
ちゃんとやってるかなあ〜...
暇すぎたゆえに私は脳内で3日後の〇〇氏からの挑戦へのシュミレーションを企てることにした。
・
試験官「やめ！！！」
ボーっとしながら解答用紙を試験官に渡す。
そうしたら試験は終わりだ。
外に出てお父さんたちがいないか探す。
...けどいないな...。
どうしよ。ここで待ってろって言われたわけだし下手に動いたらダメだよな。
悩んだ末、近くにあったベンチで待つことにした。
・
ﾋﾞｭｩｩｩｩｩ
ボーっとしていると急に強風が吹いてきた。
貴「わっ！！！」
強風で飛ばされてきたらしいプリントが自分の顔面に覆いかぶさってきた。
風がやみ、顔についたプリントを取る。
貴「っ...たぁ...」
目に砂が入ったみたい。
強烈に痛い。涙出る...。
？「すいませーん！！」
貴「んぇ...？」
ボヤボヤとしか見えないけど声からして多分男の子だろう。
？「あ！それ！俺のプリン...ト...。っ///」
貴「あぁ、これあなたのですか？どうぞ。」
涙目になりながら精一杯相手の目を見てプリントを渡す。
その子には申し訳ないけど砂を取るために目を擦らせたままで。
？「あ、ありがとう.../// あのっ！名前は？！」
貴「えっと、A・フォージャーって言います」
？「Aちゃんね、覚えた！」
？「おーい、どこ行ったんだよー」
？「今行くー！ ごめん！この恩は必ず返すから！じゃーね！Aちゃん！」
貴「はぁ...さよなら...」
ようやく砂が取れた頃には先程の子は居なくなっていた。
・
貴「あ、お父さんたち...だ。...え？」
お父さんもお母さんも、アーニャまでもが暗い雰囲気を纏っていた。
きっと面接試験でなにかやっちゃったんだろう。
深くは問い詰めないでおこう。
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アル - めちゃくちゃ面白いです、頑張ってください! (2023年4月5日 14時) (
レス) @page44 id: a6b91f29d4 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 夢主、アーニャ可愛い💞 無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年7月17日 11時) (レス) @page31 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
Lynn - もっと続きが見たいな。更新頑張ってね (2022年7月3日 14時) (レス) @page30 id: 3d10a0695d (このIDを非表示/違反報告)
みょん - とっても面白いです‼セリフもしっかり抜かさずあるし、めっちゃこういう感じのを求めてました！本当に面白いです‼更新頑張ってください❗ (2022年5月25日 21時) (レス) id: 5858736ed9 (このIDを非表示/違反報告)
__TSUKI__Oo(プロフ) - コメントありがとうございます！初投稿が故に設定を色々ミスしてたみたいです！💦ご指摘ありがとうございます！多分直せたと思います！今後もよろしくお願いしますー！ (2022年5月16日 15時) (レス) id: 0b71cadd58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：__TSUKI__Oo | 作成日時：2022年5月11日 21時
