青道の貴公子 (ページ28)

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そして次は的当て。一番わかりやすく言うと、ストラックアウトだろう。番号にかかれたコースを言われるがままに狙って当てるというモノである。
　
　
沢村「このパワーアップした俺の力を見せてやるぜェ！！！」
沢村が意気揚々とテストに入るのだが、
　
その初球。
　
カァァァンッ！！ドゴッ！！
　
　
沢村「あ…………」
　
ストラックアウトのフレームに球が直撃し、跳ね返ったボールがグラサンの監督こと、片岡監督に直撃したのだ。
　
高瀬「ギャハハハ(笑)」
渉が大爆笑してる。だが、彼は宣言通り、初日からとんでもないことを実現している。
　
沢村「なんでさぁぁぁぁ！！！！！！」
　
結局、沢村の成績は20球中、9球を当てるにとどまった。どうやら、あのフォームは幾分も球威を増したようだが、その分コントロールがまだ定まっていないように見える。

その後は50メートル走と1500メートル走とさっきすんだ遠投、そして守備だ
　
『ショートォ行ったぞぉ！！』
　
コースは正面打球はイージーだ落ち着いてステップ踏んで
　
友沢「ファースト！」
　
スパン！！！ボールはファーストミットに収まる
　
『なな、ナイスボール(痛ぇええええええええ)』
　
現在守備位置では各ポジションに先輩方協力のもとノックをしてもらい、テストを始めている。
　
始めに自分の希望するポジションの一つであるショートでノックを受けている。
　
『もういっちょ！次は打球強くて速いのいくぞ！！』
　
友沢「お願いします！！」
　
『よしいくぞ、おらぁあ！！』
　
ノッカーをつとめる先輩の打球はさっきより強い。ボールは途中からイレギュラーバウンドをして急に浮いて来たが
　
友沢「(それぐらいの速さでは問題ない)」
　
ボールを捕球後直ぐに投げてファーストミットに収まる。
　