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テスト ページ27

そして次の日、
 
片岡監督「これより、これよりお前達の希望ポジションに別れてテストをする!!アップシューズからスパイクに履きかえて第二グラウンドに集まれ!!」
 
沢村「おっしゃぁぁぁ!!ついにこの時がやってきた!!」
意気揚々と第二グラウンドへと向かう沢村。
 
新田「どれだけ成長したのか、見せてもらおうか?」
新田も、あの紙を見て、沢村がどの程度化けているのかを見たい願望もあるので、非常に楽しみである。
 
彼は、何か人を引き寄せる力がある、そう思うのは気のせいなのか?
 
 
まずは遠投投げ。投手の肩をそれぞれ見るつもりなのだろう。そこには、あの時の御幸先輩と、複数の上級生が見守っていた。
 
遠投はあまり好きではないんだけどね………
 
新田の出番が来て、ボールを受け取ると、軽くステップを踏んでゆったりとした綺麗なフォームで、その右腕を振り抜いた。
 
グォォォォォォンッ!!!!
 
唸るような剛球が、空を切り裂くように投げ込まれ、そのままフェンスに直撃した。
 
「……………!!!」
その光景にグラウンドの人間は騒然とするがそれだけじゃない。友沢と高瀬もフェンスに直撃したのだ。
 
 
「うおりゃァァァァ!!!!」
 
グォォォォン!!!!
 
そして沢村の番。沢村も遠投94mとまずまずの成績を残し、手ごたえを感じていた。
 
新田「(フォームもだいぶ変わっているな。右手の壁を意識してもいなかったから、それについて教えていたけど、まさかあんな変則フォームになるなんて)」
教えていたというより、アドバイスをしていたのだが、沢村の豹変ぶりに、驚いていた。

グオォォォォォォォンッ!!!!!!!!
 
「「!!」」
しかしその次の投手希望の選手が、新田以上の遠投の肩の強さを見せたために、辺りはまたもや騒然となった。その中には、沢村と新田と友沢と高瀬も入っていた。
 
友沢「(凄いな。速球だけならかなりのモノを感じる。確か彼は………降谷暁)」
体格も奏太と同じ程度あり、沢村よりもがっちりとした性格。下半身の粘りではなく、指先の感覚と、スナップの強さがモノを言っている。まだ上体で投げているところがあるが、ここにも原石は存在した。

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エディ - 更新やめたのですか? (2021年6月14日 22時) (レス) id: 0d096cca08 (このIDを非表示/違反報告)
スバル - 更新楽しみです (2021年5月27日 17時) (レス) id: ecf43045b3 (このIDを非表示/違反報告)
コミ - もう完結したんですか? (2021年4月5日 16時) (レス) id: 95e2095ad7 (このIDを非表示/違反報告)
パズ - 更新する気ありますか? (2021年3月24日 16時) (レス) id: 11b86c0947 (このIDを非表示/違反報告)
笑笑 - 更新しないのですか? (2021年3月1日 21時) (レス) id: 11b86c0947 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:TSUBASA | 作者ホームページ:http://exiledaisuki0113  
作成日時:2018年8月14日 14時

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