"2人だけ"の秘密（桃×赤） (ページ14)

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赤

赤｢あいつ、、どこ行ったん？｣

楽屋を出て行ってからそんなに時間経ってへんから

まだ近くにいるはずなのに、なかなか見つからへん。

？｢はぁ……｣

そんなとき、廊下に響いたため息。

この声、もしかして……

赤｢小瀧…？｣

桃｢……え、？しげ？｣

空き部屋からひょこっと顔を出した小瀧。…なんでそんなとこにおったんやろ。

赤｢何でそんなとこにおったん？｣

桃｢いや、別に……｣

小瀧は、そうして自分の気持ちを隠す。ホンマになにがあったん？

赤｢なあ、何でそうやって自分の気持ち隠すん？俺には教えてや。

…俺、小瀧の恋人なんやで？｣

桃｢っ、、せやな。ごめん…｣

赤｢何があったん？｣

すると小瀧は俺に倒れ込むように抱きついてきた。

赤｢うおっ、！…小瀧？｣

桃｢……さっき、しげに彼女がおるって聞いて、、俺、しげのこと疑ってもうた。

ほんまは、信じなアカンのに……｣

赤｢…だから楽屋でてったん？｣

返事の代わりなのか、さっきより強く抱きついてきた小瀧。

俺は、小瀧から抱きついてくれたことが嬉しくて、

ここが廊下のど真ん中だとか、いつ人に見られるか分からへんとか、

そんなことは考えられへんくらい、頭ん中は小瀧でいっぱいやった。

……小瀧が素直になってくれたんやから、俺も思ったこと言わな。