龍の妹は愛され女子です！【アイナナ】 (ページ12)

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日常10 ページ12

ガッツリ酔いつぶれて結局千に運ばれて龍にぃから天にバレてお説教くらってから数日後。

あっ！そこの「天に怒られすぎじゃね？」って思ったあなた！

私悪くないから！誤解しないでね！

私は今事務所にいた。

ソファに座っているのは楽と龍にぃ。

そして私は二人の前で立っている。

『ボクの毒に酔ってみる？』

楽「ブッ！なんだそれ！」

龍「天の真似だね！」

決め顔+流し目で「アイナナ学園」の天のセリフを言う。

昨日録画したやつをまとめてみたのだ。

で、1番セリフが覚えやすかったのでやってみたらハマった！

楽「もっかいやってみろよ！」

『オッケー！いくよぉ〜？

ボクの毒に酔ってみる？』

楽「アハハハハハハハハハ！！！！」

ソファの上でお腹を抱えて笑っている楽。
口元を手で隠して震えている龍にぃ。

調子に乗って何回かやっているうちに背後のドアからやばいオーラを感じだ。

心なしか楽と龍にぃの顔が引きつっている。

…………見なくても誰が来たのかわかる。

思わずロボットのようになりながら後ろを振り向くと、真っ黒いニッコリ笑顔の天。

『わぁー現代の天使だぁー(焦)』

とっさに逃げようと走り出すが、首をグイッと捕まれて変な声がでた。

『ぐえっ！』

天「何やってたの？A」

名前を呼んだときの瞳の冷血さ。

楽も青白くなりながら天を止めようとする。

楽「天………Aも悪気はなかったんだからよ…許してやれよ…」

天「黙っててよ、八乙女ジュニア。ボクはAと話があるんだ」

天の正面に立たされ、

天「さっき、何やってたの？」

と聞かれた。

私はさっきと同じように立ってキメ顔をした。

『ボクの毒に酔ってみいだだだだだだだだだだだだだ！！！！痛い！爪！爪刺さってる！痛い！』

全部言う前に頭を掴まれた。
爪が刺さってて凄く痛い。

天「いい度胸してるんじゃない？」

バッと見ると楽と龍にぃはドアの前に移動して手を振っている。

『裏切り者共！』

天「A、座って？正座で」

背後から感じる黒い気配にビビりながらも私はおとなしく座った。

その日、八乙女事務所から悲鳴が聞こえた。