間接キス NO.100 ページ12
『百〜！お疲れさまっ！差し入れ持ってきたよ！』
楽屋のドアをノックもしないで開ける。
そこには、ソファに座っている百の姿。
私は絶賛片思い中。
つまり、この人に恋をしているのだ。
百「お〜！Aじゃん！お疲れさま☆」
入っておいでと手招きする彼。
綺麗にカールしている髪が揺れる。
私は袋から百の大好きな飲み物を手渡した。
百「わぁ〜〜！ももりんだぁ〜！ももちゃんコレ大好き！ありがと、A！」
『いえいえ〜！』
彼が大好きだと言うのは私ではなく、ジュースだとわかっているけどなんとなく悔しい。
ジュースに嫉妬なんてみっともない。
『あれ？千はいないの？』
ペットボトルに口をつけながら百は笑う。
百「ダーリンはね〜、後輩ちゃんをからかいに行ったよ！」
なんとなく誰のもとに行ったのかわかる。
あのエ□い3人組のところだろう。
百「立ってないで座りなよ！」
そう言ってポンポンと自分の横のソファを叩く
『ありがと！』
百の隣に座れることが嬉しくて、横に移動する。
その後は他愛のない話。
百が話すのは千のことばっかりで、ちょっと嫉妬したり。
『そういえば、百ってももりんしか飲まないよね？美味しいの？』
百「美味しいよ！」
そう言ってペットボトルを顔の横に持ってきて笑う彼は可愛い。
百「桃とりんごのスパークリング！」
ってふざけてる。
せっかくいい雰囲気だったのに、スタッフさんが百を呼んだ。
もう少しだけ一緒にいたかったな〜なんて思ってると……
百「A！そのももりんあげる！美味しいから飲んでみて！」
そう言って机の上のペットボトルを指差す彼。
『ありがと！』
中の炭酸飲料は少し減っている。
彼を見ると、少しニヤって笑った。
百「間接キスだけどね？」
私はそれを聞いて紅くなる。
百はじゃーねー！と言って手を振り、出ていった。
……………………ピアスをつけた耳を紅くしながら。
私は一人残された部屋のソファに座って
机の上のももりんを口に含んだ。
シュワシュワした感覚が喉を通っていって心地よい。
これが甘いのは炭酸のせいだけじゃないはず。
桃とりんごのスパークリング…………
『美味しいじゃないか……コノヤロウ……』
ボソッと呟き、私はペットボトルにデコピンした。
顔の火照りを冷ますためにまた一口
炭酸飲料を口に入れた。
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てぃあクン. - あの，一織の一人称が違いますよ！私ですよ！ (2018年7月20日 19時) (
レス) id: d73fedcf27 (このIDを非表示/違反報告)
Ryo Ino(プロフ) - いえいえ！これからも作品頑張って下さいね！ (2017年12月22日 3時) (レス) id: 6f1e17abd4 (このIDを非表示/違反報告)
紅兎★天使(プロフ) - Ryo Inoさん» あわわ！すいません！気づきませんでした！！教えていただきありがとうございます！ (2017年12月18日 20時) (レス) id: 52a5e6ff84 (このIDを非表示/違反報告)
Ryo Ino(プロフ) - 万理さんの漢字が違いますよ！！理科の理です！！ (2017年12月18日 1時) (レス) id: 6f1e17abd4 (このIDを非表示/違反報告)
紅兎★天使(プロフ) - 美来さん» 喜んでいただいてうれしいです！素敵なんて言葉私にはもったいないくらいです！こちらこそ、リクエストありがとうございます！またよろしくお願いしますね！ (2017年11月21日 22時) (レス) id: 52a5e6ff84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅兎★天使 | 作成日時：2017年10月18日 19時
