理想の夫婦 ページ8
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皆で笹に短冊をかけながら今回のお仕事について話し合っていく。
玄之介「今回ライバルにグローバルステラDホームがいます。どっちが契約をとれるかかかっています。」
小梅「旦那様に分からない様に部屋を分けたいという奥様からの要望が私たちにだけ伝えられています。このパンドラの箱を開けなければ確実に勝てます」
竜之介「でもインサイダー情報だよ」
小梅「竜之介さんAちゃん、旦那様に気づかれないようにたくみに寝室を2部屋っぽく分けたいんですが」
竜之介「うんー、手はある」
小梅「本当かよ?」
竜之介「本当ですよ!よし、こっちきてください」
玄之介「竜之介のやる気がすごい…!」
竜之介「これをこう。ここにドアをこうしたら」
皆「「「おー!」」」
玄之介「これをどう2人に伝えたらいいのか」
A「エアコン問題。夜寝る時2人の理想の温度の違いが今問題視されています。それを理由にすれば角を立てずに伝えれるかなと」
玄之介「いけます、グローバルを出し抜けますね!よし、竜Aちゃんたくさん図面宜しくね」
竜之介・A「おー!!」
小梅「………」
越後「お電話ありがとうございます!リノベは魔法…すみません!!申し訳ありません!!はい、少々お待ちください…小梅さん!パンドラの箱開いちゃってるよ〜!」
小梅「お電話かわりました、真行寺です。誤解があるようですので謝罪と説明に伺わせて頂きたいのですが…」
玄之介「小梅さん、らしくない。どうしたの?」
小梅「完璧に判断を誤ってしまいました。すみません。今回の相手は私の元恋人です。」
竜之介「つまり、元彼に未練があって情報を流しちゃったってこと?」
小梅「ぜんっぜん違います。」
A「竜之介さん黙っときましょ…」
竜之介「はい…」
小梅「完璧に勝ちたかったんです!フェアな条件で勝ちたかったんです。私謝りに行ってきます」
玄之介「僕も行きます。やっと僕のターンがやってきました!前の職場で詫びの玄と呼ばれていました…!」
詫びの玄のおかげで一先ず話を聞いてくださり、旦那様の気持ちを聞くことも出来た2人。
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作者名:sala | 作成日時:2022年9月21日 17時