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軽音部 [msmgn] #req. ページ21

Setting = ギャル 高校生 年上

(虫さん高1、ヒロイン高3設定です。苗字は佐藤です。)
#
Mushimegane side
.


第一印象、馬鹿そうな女。


贔屓目なしに(贔屓するところが特にないともいう)顔は可愛いと思うけど、短いスカートに派手な髪色一言で言うと遊んでそうな先輩。


「軽音部、入らん？」


…返事は決まりきっている。


「入りません」


.


「あ、たいちゃん！軽音入らん？」
「入らないって何度も言ってるじゃないですか…」


たいちゃんって何ですか、と口に出すと あだ名だよ可愛いでしょと返ってくる。返事にはなっているが聞きたいところはそこじゃない。

ズレる論点に溜息を漏らす。


廊下で擦れ違った時、先輩がサボってた保健室、食堂、グラウンド。ことある事に僕を軽音部に誘うのは他でもない佐藤先輩だ。


「えーかたい事言わずに！体験入部だけでも〜」
「大体なんで僕なんですか？」
「え、ええっ」


可愛らしい顔を赤く染めて視線を下げる。

……？
なんでその反応？

じっと見詰めながら学食のラーメンを啜ると ぼーっと下を向いてた先輩がいきなり顔を上げる。


「……何ですか。」
「ひとめぼれ」
「はい？」
「ひとめぼれ」


したんだよ！たいちゃんに！と言い捨てると顔を真っ赤にしながら一目散に逃げていった。

どんな冗談？と思ったけどあの反応を信じてもいいかな、なんて思ってしまってる僕がいる。


「へえ。」


ニヤニヤと、上がる口角をおさえられない僕はもう既にあの人に絆されてるのかも知れない。



＿＿＿ / end


# (その後新歓liveにて)

「盛り上がってますか〜〜！」
「「ウェーイ」」

(うわ、面倒くさい帰りたい。……あれ、先輩ってベースなんだ。意外…もっと目立つポジションかと思ってたな。…ってやべえ目合った)

「私とバンド組もうね」(口パク)
「――っ」

熱くなる頬。ひらひらと僕に向けて手を振る先輩は悔しいけどめちゃくちゃ絵になった。可愛いと認めざるを得なかった。


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リクエストありがとうございました〜！馬鹿な女(？)に落ちる虫さんが見てみたいだけでした(笑)

フラワー - 更新お疲れさまです。虫さんのイメージとは違う恋見てみたいです。頑張って下さいね〜

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