*NEAR

　 ページ37

Shibayu side
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毎日のように通い詰めて、気付いたら出会ってから2週間くらいたってた。

いつもは18時くらいに解散して、Aちゃんが友達と帰るのを見送ってから帰路についたり他に顔を出したりしてたけど今日は違った。


あまりにも心地良くて暗いなと思ったら余裕で20時を過ぎてて。

ごめん！友達待たせてるんじゃない？と聞くと、今日は体調不良で休みだったから時間が過ぎてたのに気づかなかったと言っていた。


……これはチャンスじゃ？

ひとりで大丈夫ですよ、と遠慮するAちゃんに おれも家こっちだからと嘘をついて一緒に帰路についた。


離れがたいし、送ってやりたいし。


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「遅くなっちゃったけど楽しかった〜」

「聴いてるだけでも楽しいですか？」
「うん！この曲おれも好きだなーとか弾けるってカッケーとか思ってたらまじで時間あっという間だわ。」

ふふと嬉しそうに笑うAちゃんを見て思わずかわいい、と口に出す。
ぶわっとAちゃんの顔が赤くなる。

…あれ。おれ今口に出てた…？


何となく気まずい…でも、不思議と心地いい時間が過ぎる。
これが、毎日だったらいいのに。

なんて考えちゃったら、もういても経っても居られなくて。


「―…ね、Aちゃん。」

「………は、い？」


「おれ、Aちゃんのこと好き。
会ってそんな経ってないけど…多分本当に、めっちゃ好き。」


気付いたら告ってた。

Aちゃんの頬の赤さが一瞬で耳まで伝染していく。


「格好いい事なんて全然、言えないけど、おれと付き合ってくれませんか。」



――出会って2週間。
過ごした時間に関係なく、おれが君を好きで居るから


おれを、すきになってくれないかな。



(OKの返事を貰って、飛び跳ねて喜ぶのは少し先の話。)



＿＿＿ / end



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続編のリクエスト有難うございました！

ネタ切れ(やる気の低下)が原因で一話完結させてしまった しばゆーとのお話の続きが見たいとおっしゃって下さって、とても嬉しかったです〜！
おれだけの歌姫が打ち切り漫画みたいな不燃焼？な終わり方をしてたのでやっと満足いくところまで書けました(笑)

本当は文化祭ネタとかで主人公にライブとかやらせたいんですけどね…。
作中の時期が夏前くらいのイメージなので実現しませんでした(笑)

(何となく…書きたい欲が出たら続くかもしれません。)(？？？)

/以下リクエスト原文

ねね - しばゆーの、一目惚れのお話続き読みたいです！

Bouquet [tsmt]→←かわいい歌姫 [sby] #req.

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