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りょうSide
り「はあ…」
俺は相変わらず待合室でうじうじとしていた。
翔「あの」
り「…はい?」
萌乃「…Aが呼んでます。今すぐ病室行ってください」
り「あ、えっと…」
萌乃「早く行ってあげてください」
り「わ、わかりました。ありがとうございます。」
俺は慌ててAの病室へ向かった。
り「ふう…」
俺は小さく深呼吸をしてドアを開けた。
ガラッ
「…りょうくん。やっと来てくれたね」
Aは悲しそうに笑って俺を迎えてくれた。
「ひさしぶり…かな?」
り「そうだね」
俺は椅子に腰かけて
り「来るの遅くなってごめん」
「ううん、忙しいもんね。わざわざ東京まで来てくれてありがとう」
り「連絡もできなくてごめん」
「まあ、連絡が取れないのはちょっと心配になったけどしょうがないよね。色々あるもんね」
さっきからAは俺と目を合わせようとしない。
ずっと下を向いている。
り「連絡しようとは思ってたんだけど…」
「いいって、別にいいから」
り「あのさ、ツイッター…見た?」
「ん?ああ、優菜のこと?本当に優菜が本命なら私は応援するよ」
り「違う。俺は優菜ちゃんと付き合ってなんかないよ」
「でも、優菜は自分が彼女だって公表してるよ?」
り「確かにAが東京に行ってる間に会ったけど食事しただけ。それだけ」
「…じゃあ、どうして否定しないの。リスナーさんが騒いでる中、
りょうくんが違うって一言いえばそれで済むじゃない。否定しないのはどうして?」
Aは目に涙を溜めて俺を睨んだ。
苦しそうな表情だった。
俺は両手でAの頬を包んだ。
り「A」
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さな(プロフ) - NAHOABE011さん» そこまで言っていただけるなんて…!ありがとうございます! (2018年1月14日 2時) (レス) id: bf0b2a4f8e (このIDを非表示/違反報告)
NAHOABE011(プロフ) - ああああ楽しみすぎるう。続きが見たい見たいみたい!春菜さんは潰してもらえると嬉しいです。頑張ってください (2018年1月13日 21時) (レス) id: 9d2c4ec1d5 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - NAHOABE011さん» そう言っていただけて嬉しいです!更新頑張ります!ありがとうございますm(_ _)m (2018年1月12日 22時) (レス) id: d3d9450edc (このIDを非表示/違反報告)
NAHOABE011(プロフ) - 早く続きが見たい (2018年1月12日 1時) (レス) id: 9d2c4ec1d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さな | 作成日時:2018年1月7日 2時