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続き。 ページ42

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 今日あたり死ねるかな、と太宰はいつもの川に来ていた。砂色の外套は風になびき、まるで生きているようだ。



「…そう言えば」



 あの子はどうしているだろうか、私を恨んでいるのだろうか、と誰に言うでもなく呟いた。


 そしてその人物を考え出した太宰の足取りは川とは全くの逆方向へ。根拠も証拠もないが、太宰は今行動にしなければ一生後悔する気がした。



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「んだと!?手前っ…詳しく聞かせろ!」

「で、ですから…芥川さんが目を…!」



 一方ポートマフィア医務室では、任務を終えた中原と下級構成員が何やら騒いでいた。

 2、3日前に芥川が目を覚まし、中原は芥川に「俺を頼れ」と言った。以来、また芥川が昏睡状態へと陥ったのだ。

 当然疲れが原因なのだろうが、下級構成員の話によると昨日発作を起こしたらしい。中原が丁度任務に行っていた時間帯だ。



「クソッ…」



 八つ当たりにも見える中原の構成員への態度。近くにいた構成員が気の毒そうに見ていた。



「…芥川が目を覚ましたら俺に真っ先に言え。いいな」



 低い声で言うと、中原は重そうな足取りで医務室を後にした。


 先刻中原に怒鳴り付けられていた構成員の肩を、また同じ背格好をした構成員が「中也にも色々あるんだよ」と言った。


 お前みたいに励ましてくれるいい奴もいるもんだなと苦笑いした構成員だったが、もう既に励ましてくれた高身長の構成員はいなくなっていた。



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 太宰はあのあと見張りにいた黒服の構成員を一人脅し、その人物になりきりポートマフィア本部へと行った。

 意外にすんなり入れたもんだと思ったが視線の先に中原が構成員に向かって怒鳴る姿があり、それを少し見物していた。



「中也にも色々あるんだよ」




__おっと、励ますつもりがいつもの癖で”中也”と言ってしまった。気づかれる前に医務室へと入って芥川君の様子でも見ようじゃあないか。



 太宰は医務室へ入り、芥川の寝ている寝台へと近づいた。

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なかゞわとまと - あくたん`∀´さん» ですよね、わたくしもナンパとか日常茶飯事だと思います(( コメントありがとうございます!続編も頑張ります! (2017年4月22日 22時) (レス) id: 59e0ee862d (このIDを非表示/違反報告)
あくたん`∀´ - ふおおおおおおお!!やつがれ!やつがれちゃああああんっ!!…すみません、取り乱しました。書いていただきありがとうございます!やつがれちゃんは美人だからしょっちゅうナンパとかされてますよね!!← (2017年4月22日 9時) (レス) id: b724a19623 (このIDを非表示/違反報告)
なかゞわとまと - 桐宮さん» はい分かります。可愛すぎますよね、あの二人は探偵社とポートマフィアの天使だとわたくしは思ってます。 (2017年4月21日 22時) (レス) id: 59e0ee862d (このIDを非表示/違反報告)
なかゞわとまと - あくたん`∀´さん» リクエストありがとうございます!モブ芥で、太宰さんと中也さんが助ける最高に最ッ高な感じのお話ですね、分かりました!(( (2017年4月21日 22時) (レス) id: 59e0ee862d (このIDを非表示/違反報告)
なかゞわとまと - 7×7さん» いえいえ!またリクエストお願いします!掲載は続編のほうになると思いますが…(( (2017年4月21日 22時) (レス) id: 59e0ee862d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なかゞわとまと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TOMOTO/  
作成日時:2017年3月26日 23時

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