193.真実と恋 ページ44
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あ「まだ北山のこと好きなんですか?」
瑞希「恋ってそう簡単に諦められないものでしょ?」
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って、泣きながら言う瑞希さん。
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瑞希「でも宏光はAちゃんのことが好きだから・・・」
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パシンッ
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私は思いっきり瑞希さんを引っ叩く。
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あ「北山。アメリカの大学行っちゃいますよ。好きならちゃんと気持ち伝えないと‼」
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誰もいない下駄箱に私の声が響く。
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瑞希「Aちゃん・・・本当にありがとう」
あ「18時の飛行機で行くそうですよ。」
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時計を見ると17時。
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瑞希「そっか、わかった!私、がんばるね。
Aちゃん。一つだけ言わせて?」
あ「なんですか?」
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瑞希「裕太はね、ずっとあなたと別れたことを後悔してた。Aちゃんが記憶喪失になったって知った時、裕太ずっと泣いてた。
瑞希「それで裕太に『俺はまだAが好きだから』って、言われて私達別れたの。」
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瑞希「裕太、まだ2-6の教室にいる。」
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気づくと私は言葉より先に足が動いて2-6の教室に走ってた。
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作成日時:2014年9月18日 21時