163.ジョーク ページ14
.
北山 side
.
電灯に照らされたAの顔は”照れてる”より
.
”困ってる”って表現の方が正しいな。
.
だからこの日はなんとか誤魔化して。
.
一週間が経った頃。
.
俺らはまた一緒に帰ることになった。
.
あたりは少し暗くて。
.
人もいない。
.
Aに玉と瑞希のこと聞いたら
.
あ「この一週間、一回も玉森先輩と喋ってないです。」
北「まじか・・・」
.
あ「瑞希さんがいつも隣にいるから私なんかいらなくなっちゃったのかな・・・」
.
そんなに悲しそうな顔されたら俺・・・
.
北「そんなことねぇよ!」
あ「え?」
.
北「もうさ、俺ら・・・付き合っちゃう?」
.
自分の気持ち隠せなくなる。
.
あ「はい⁉」
.
北「・・・ジョークだよ!笑」
.
なんて俺が言ったら
.
あ「そ、そういうジョークやめてください‼」
.
って少し不機嫌になったA。
.
俺らはまた歩き出して。
.
北「そんな怒んなよ〜!」
あ「怒ってません!」
.
俺の一歩後ろを歩いてるAをチラッと見ると少し顔を赤くして俯いてる。
.
北「怒ってるくせに!笑」
あ「・・・もう知りません!」
.
視線を前に戻すと手を繋いで仲良さそうに俺達の方に向かってくる二人のシルエット。
.
電灯の光で見えたのは___________
.
________玉と瑞希。
321人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2014年9月18日 21時