sacrifice〜2 ページ6
たまにうなされる悪夢が正夢になりそうな気がしてならなかった。
「もう、何も失いたくない。
_______そもそも、失う前に死ぬかもしれないけどね。」
「何言って…」
「嘘なんかじゃないわ。本当の話よ。
今頃、キィを産んだツケが回ってきたみたい。
あと三年生きれたんだけどね。
7年前の試算の時点では」
アスカはとても暗い表情をしていた。
滅多にそんなことはしないのだが、確かに、眉は下がっていた。
「特務殲滅捜査部からの作戦指揮部の引き継ぎとか、仕事に関しては全てのタスクをクリアしたわ。
あとは、身体次第。」
「身体次第、ね…」
アスカは前よりは多少痩せた私の肩を、そっとさすった。
私はその感覚に少しの懐かしい感覚を覚えた。
私は肩から手を離すとちょっとシンクロ率のテストしてくる、とだけ言って部屋を出ようとした。
これ以上話せば、ますますアスカを心配させる。
「ちょっと待ちなさいよ!
それ、メンテナンス中じゃなくって?」
先ほどテストルームに寄ったとき、関係者に聞いた。
『只今メンテナンス中でして、あと今しばらくで利用可能です。』
『そう。あんまり焦らないでね』
そんなやり取りがあり、まあ、心得てはいた。
多分終わった頃よと私は彼女を遮って出た。
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茉莉 - めっちゃ最高です!更新楽しみです!頑張ってください((๑•̀ㅂ•́)وガンハバレ~!!! (7月30日 19時) (レス) id: 1907f3ec8e (このIDを非表示/違反報告)
kaori - 続きがテニスの王子様めっちゃ気になります! (6月22日 19時) (レス) id: 1907f3ec8e (このIDを非表示/違反報告)
kaori - 読みました! (6月22日 19時) (レス) @page36 id: 1907f3ec8e (このIDを非表示/違反報告)
かずほ(プロフ) - 初めまして!昨日、シンエヴァ見に行って再び エヴァ 火付いてしまいましたw カヲルくんのとこ泣きました! こちらの夢小説シリーズ読ませて頂きました!更新楽しみにしてます! (2021年3月19日 19時) (レス) id: 4ea2670edc (このIDを非表示/違反報告)
RUKA(プロフ) - 長々とコメントを書いてしまい、ごめんなさい。続きがとても気になります。更新頑張ってください。 (2021年1月30日 9時) (レス) id: 4977de0b73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅坂紅子 | 作成日時:2016年2月14日 1時