カントーからアローラへ！！ (ページ28)

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アローラ　２７ページ28

A「ボクの口調はサトシのせいだけど

一人称は家庭のためでもあるんだよ」

スイ「なにか事情が・・・？」

A「いやそんな大したことはないぞ

ただウチは一人っ子だから、男の子がいないんだよ

跡継ぎが女だと思えば、馬鹿にもされるし恥にもなり、回りからの心配

がやまないんだ」

父親も母親も気にするなとは言っていたが

二人ともプライド高いからな

マオ「そんな事情が・・・」

マー「ごめんよA・・・」

A「まあ男に見えてるのは元々の顔立ちのせいだけどな！

ボクはただ一人称をそれっぽくして猫被ってただけ！

なはは！」

カキ「なんつーか闇が見えるな・・・」

サト「たまに怖いんだよあいつ。黒くて」

・

そしてその翌日の放課後

今日はククイ博士のお家へ呼ばれたため

サトシと一緒に下校していた

その途中、アローラペルシアンに襲われている

噂のニャビーが居た

ペルシアンの顔、これはもうサカキ様もびっくり(ニャースからサカキの話を聞いたことがある)

正直好きだけども

サト「ニャビー！おいおい、木の実一つでそこまですることないだろ！」

A「違うよ、人のものは盗りたくなるもんなんだよ」

サト「そういうもん・・・？ってうわ！？」

こっちに気付いたペルシアンは

急にこちらに攻撃をしてきた

まあそりゃあ下りる時の音とかサトシの声とかで気付くか

あ、ちなみにボクはくるってわかってたから普通に当たらなかったぞ

サト「やめろペルシアン！ピカチュウ！エレキボール！」

A「容赦ねえ」

ピカ「ピカ！ピカピカピカ、ピー！！」

ピカ様はエレキボールを放ったが、ペルシアンはそれを避け

先程と同じ技を使ってきたが、ピカ様もそれを回避

そしてピカ様自慢の技、十万ボルトを喰らわせると

ペルシアンは逃げていった

逃げるが勝ち？いいや、逃げれば負けと認めたようなものなんだよ

サト「ニャビー、大丈夫か？」

ロト「ニャビーのダメージ、９０％」

誰でも分かるわ

サト「おいニャビー！無理すんなよ！」

そんなサトシの言葉も無視し、歩いていると

やはり傷が痛むんだろう

途中で苦しそうにしていた

サト「あーほら、持ってやるからさ」

ニャ「ニャウ！！」

サト「痛てー！？」

サトシが木の実を持とうとすると、ニャビーはサトシの腕を噛んだ

そりゃそうだろうな

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