カントーからアローラへ！！ (ページ1)

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アローラページ1

「サトシ、アローラに行ったらしいね」

病室の中で、ボクの幼馴染の声が響く

『なはは！また帰ってきてすぐにか！』

ボクの声も響いた

まあ、防音だから迷惑はかからん

目の前にはツンツン・・・ウニ？

頭の幼馴染、シゲルが少し呆れたように溜息をついた

シゲル「その笑い方やめた方がいいんじゃないか？

女の子なんだからさあ」

『やめろよ、お前の口から女の子という単語は昔のお前を

思い出す・・・・

あれはほんとに謎だ・・・』

シゲルの顔を見ずにそう言うと

シゲル「悪かった、だから忘れてくれ・・・」

『お前にとっては黒歴史か、なはは！！

それでサトシだっけ』

これ以上昔話はしたくないため

自分から話を戻した

シゲル「ああ、今回は旅行だって聞いたが」

『なんだ、そうだったのか

あー・・・そういえば言ってたような気はする』

シゲル「君なあ・・・

相変わらず人の話は聞かないんだね」

『仕方ないだろ、視界がぼやけてそれどころじゃないんだから』

見ろこの目に巻いてる包帯を！

と目の前でボクと通話しているウニにアピールしたくない

アピールをした

シゲル「分かってるってば、最近は良くなってきてるんだろう？」

『正直もう退院したい

ここが家だけどな』

シゲル「また怪我しても困るからな

しばらくは安静にだ」

『お前からそれ何回言われたんだろ』

はあ～～っと深い溜息をすると

シゲル「おっと、そろそろボクも戻らないと」

『おー、悪いな

無駄な話に付き合ってもらって』

シゲル「まさか、いつでも聞くさ

それじゃあ」

プツンっと通話が切れた

結構忙しかったみたいだ

『・・・アローラなあ』

サトシのことだ

俺ここに残りたい！！！！

とか言い出すんじゃないのか？

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『面白そうだな』

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