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「アドヴァイスってどんなものを頂いたんですか？」
「ちょっとやりたいことがあって……背中を押してもらったんですよ」
私がてれてれしながら言うと、ノートンがぎゅっと締め付けてきた。
ナニナニ、痛い痛い……。腕が痛いんですけど……。
「僕、聞いてない」
「……言ってませんでしたっけ？」
そんな拗ねた顔されても腕が痛いんだが。
……というか、そこまで気にするようなことだろうか。
私が小首を傾げると、なぜかナワーブが悪戯を思いついた子供のような表情をした。
「え、えっと……やりたいことって何ですか？」
私が困っていると、イライがそう聞いてきた。
今日はイライに空気を読んでもらい過ぎていて、すまない気持ちになる。なんかごめんなさい。
「小説を書き上げることが出来そうなので、コンクールに出そうか迷っていたんです。それで……出せばいいって言ってもらったんですよ」
「それは良かったですね。出せたら教えてください」
頬をピンクに染めて自分のことのように喜んでくれる。
イライさんマヂ天使。可愛い、良い人、拝みたい。
「あ。俺、読んでみたい！」
「……僕も」
続いて声を上げたナワーブとノートンからも勇気をもらう。
「読んでみたい」、「続きが気になる」……。この言葉だけで書きたいという気持ちにギアがかかるのだ。こういうことを趣味にしている人は人より気持ちが繊細な分、ちょっとした言葉や行動だけでエネルギーになるのだ。
「えへへ……。書けたら絶対に持ってきますね。絶対、書きあげますから」
私が胸を張ってそう言うと、ナワーブが「……あんまり無理すんなよ」と呟いた。
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トバリ - ミルクケーキ@ﾄｼさん» ありがとうございます。更新、頑張らせていただきますね。 (2020年10月6日 18時) (
レス) id: 1296928d7f (このIDを非表示/違反報告)
ミルクケーキ@ﾄｼ(プロフ) - 好きです！更新頑張ってください！！ (2020年10月5日 18時) (レス) id: 4eab459e35 (このIDを非表示/違反報告)
トバリ - クルルさん» ありがとうございます！こちらだけでなく、短編まで！嬉しい限りです。 (2020年9月17日 22時) (レス) id: 12a0f93b04 (このIDを非表示/違反報告)
クルル(プロフ) - 新作呼んできました！とっても面白くて・・・いつか短編集じゃなく中編として出してほしいくらい！更新頑張ってくださいね！ (2020年9月17日 21時) (レス) id: 5254ebaae5 (このIDを非表示/違反報告)
トバリ - クルルさん» 誤字報告、ありがとうございます。とても恥ずかしい間違いをしてしまいました……////。いつもご愛読、ありがとうございます。 (2020年9月13日 12時) (レス) id: 43b40f5855 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トバリ | 作成日時：2020年8月8日 19時
