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私達はその足で事務所にやって来た。


休みだけど、報告は早い方がいいから。



岩田「失礼します」

『失礼します』

HIRO「待ってたよ」



私達は揃ってHIROさんの前に立つ。


緊張するけど、私は口を開いた。



『これから忙しくなるって時にすみません。
妊娠しました』

HIRO「本当なの?」

『はい。先程産婦人科で妊娠六週目とのことでした』



そして私はエコー写真も一緒に見せた。


すると、HIROさんは凄い喜んでくれて。



HIRO「おめでとう、岩ちゃん、坂本」

岩田「ありがとうございます」

『ありがとうございます』

HIRO「親になるのって生半可な気持ちじゃ難しいし、
これから辛いことも沢山あると思うけど、大丈夫そう?」

岩田「それも二人で覚悟の上です」

『はい』



揃って頷いた私達。


HIROさんは頷いた。



HIRO「すぐに予定を調整する。
これからが大事な時だから、異変があったら無理しないように」

『はい』

HIRO「岩ちゃんも、支えてあげること。
もう父親なんだからな」

岩田「はい」

HIRO「報告はいつ頃する?」

『安定期に入ってからにしたいと思います』



これはここに来るまでで二人で話し合ったこと。


直ぐに報告はしない。



岩田「ただ、EXILEとか三代目には先に報告したいと思います」

HIRO「それが良いかもね。
報告のタイミングとかは全部任せるから」

岩田「分かりました、ありがとうございます」



トントンと話が進んで、私達は三代目の楽屋にやって来た。


そこには全員揃ってて。



直人「あれあれ、休みの夫婦がやって来たよ」

登坂「おはよー、お疲れ〜」

岩田「お疲れ様です。
ちょっとお知らせがあります」



そう言って彼は間を置かずに言った。



岩田「Aが妊娠しました」

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作者名:雪乃 | 作成日時:2023年7月4日 0時

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