ごめんよりもありがとう�� ページ9
海斗side
元太に強く言われて驚いたけど…そこまで心配してくれてるって知って、少し嬉しかった。
俺が心配や迷惑をかけないようにしてたのも、めっちゃ気使ってたのも全部わかってたんだろうな…
元太と一緒に病院に行き、診断結果は胃腸炎。
点滴してもらって、薬をもらいお会計して家に帰る。
水分取らなきゃ、と思ってキッチンに飲み物を取りに行こうとすると、病人は寝てて！と元太に半ば強引にベッドに寝かされる。
大人しくベッドで待っていると、色々持って元太が帰ってきた。
元太「お茶かスポドリどっちがいい？」
海斗「じゃスポドリ…」
元太「おけ〜はいどうぞ。」
元太からスポドリを渡され、ゆっくり飲んでいく。
全部飲むと、急に吐きそうになって思わずウッ、と口を押さえた。
元太「大丈夫⁉ ここに吐いていいからね。」
海斗「うえっ、ごめっ、ゲホッ…」
袋を差し出され、迫り上がってきたスポドリを吐き出した。
元太はそんな俺の背中を必死にさすってくれる。
海斗「ゴホッ…も、いい…」
元太「んー…どうしよ、薬も飲まきゃだから何かお腹に入れないと…ゼリー少しだけ食べれる？」
海斗「ん、頑張る…」
きついけど頑張って、と元太は俺にゼリー飲料を渡す。
飲み物よりも意外と飲みやすくて、一応半分くらい飲むことができた。
薬を飲んで横になったけど、また腹痛に襲われトイレへ。
用を足してトイレから出ると、元太は俺の肩を抱いて部屋へと連れて帰ってくれた。
海斗「はぁ、きつ…」
元太「ほらこれ、お腹痛いのましになるといいんだけど。」
海斗「作ってくれたの？わざわざごめん…」
いつのまにか、ペットボトルにお湯を入れて湯たんぽを作ってくれていたらしい。
手間かけさせて申し訳ないな、と思ってたら、元太は急にズイッと俺の目の前に顔を近づけてきた。
海斗「わっ何っ。」
元太「…そんなごめんばっか言わないで？俺がしたくてしてるんだし、海斗悪いことしてないんだから。」
海斗「うん、ごめ…ありがとう。」
…俺の心、見透かされてたみたい。
またごめんと言いかけて思わずありがとうと言う。
元太「…ふふっ。」
海斗「何笑ってんの？笑」
元太「海斗こそ。笑」
お互い顔が近すぎるのが面白くなって、思わず笑いが込み上げてくる。
元太は顔を離して、早く良くなれよ、と言って部屋を出て行った。
元太には頭が上がらない…感謝しかないな。
元太、本当にありがとう！
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まつこ - はい！続きの形でお願いします。 (2020年8月28日 12時) (
レス) id: 8ebc5c178f (このIDを非表示/違反報告)
くりおね(プロフ) - まつこさん» いえいえ！ありがとうございます(*´∇｀*) 前のお話の続きのような形でいいですか？ (2020年8月28日 11時) (レス) id: 3026b0bb8f (このIDを非表示/違反報告)
まつこ - 素敵なお話ありがとうございました！またリクエストいいですか？双子の熱は下がったけど元太くんはまだ情緒不安定でおむつをはいていて、それがまつくにバレちゃう話をお願いします。 (2020年8月28日 9時) (レス) id: 8ebc5c178f (このIDを非表示/違反報告)
くりおね(プロフ) - ceiさん» はじめまして、リクエストありがとうございます！了解しました、書かせていただきますねo(^-^)o (2020年8月27日 8時) (レス) id: 3026b0bb8f (このIDを非表示/違反報告)
cei(プロフ) - リクエストお願いします！精神的に少し幼くて赤ちゃん感の抜けない松倉くん(8)が熱が出てより一層幼くなり、おむつが手放せなくなるお話は大丈夫でしょうか？お父さんは如恵留くん、お兄ちゃんは宮近くん(高校生)で、思いっきり甘やかすお話が読みたいです。 (2020年8月27日 6時) (レス) id: 603d15a855 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くりおね | 作成日時：2020年7月20日 19時
