ごめんよりもありがとう�� ページ8
元太side
病院に行こうとしない海斗に、思わずじゃあ父さんに言う、って言っちゃった。
海斗は父さんに心配かけたくないって思うはずだから、ずるいけどこれで病院行ってくれるかな…って思ってたら、案の定病院行くから父さんには言わないで、って。
海斗はとにかく人に心配とか迷惑をかけないように、すごい周りを見て気を使うんだよね。
今だって、俺に心配かけないようにしてるのが目に見えてわかるし。
もっと頼ってくれていいのになぁ…
とりあえず海斗を病院に連れて行くために、自分も着替えて海斗の服をクローゼットから出す。
元太「はいこれ。着替えれそう？」
海斗「うん…てか俺1人で行くから元太は家にいていいよ？」
着替えた俺を見て、海斗はそんなことを言う。
元太「ダメだよ、海斗こんなに熱あるし超体調悪いんだから…1人で行かせられるわけないじゃん。」
海斗「いいってば、試験1週間前切ったんだし元太も勉強したいでしょ。昨日の夜だって勉強してたのに俺邪魔しちゃったし…」
元太「そんなのいいから、気にしないでよ。」
海斗「いやまじで俺より試験のほうが大事だから、病院も1人で行くから、」
元太「今は試験のことより海斗が心配なの！」
思わず海斗の言葉を遮って、強めにそう言ってしまった。
…海斗しんどいのに、こんな言い争いみたいなことしちゃって、何してんだろ俺。
黙ってしまった海斗の隣に座って、気を取り直して今度は心を落ち着けて話す。
元太「ねぇごめん海斗、別に俺怒ってるわけじゃなくてさ…心配なんだよね。しんどいのに1人で頑張ろうとしちゃうんだもん。」
海斗「俺もごめん、だって俺めちゃくちゃ元太に迷惑かけてるし…申し訳なくてさ。」
元太「迷惑なんて思ってないよ、思うわけないじゃん。むしろもっと俺のこと頼ってほしいくらい！」
海斗「でも…」
元太「俺じゃ頼りにならない？笑」
そう言うと、いやそんなことない！と海斗は慌てて返してくる。
元太「じゃあしんどい時くらい頼ればいーの。ほら着替えて？一緒に病院行こう。」
海斗「うん…ありがとう。」
そう呟いてやっと海斗は着替え始めた。
財布や保険証を準備して、海斗の背中を支えながら家を出て病院に向かう。
受付を済ませて待っている間も海斗はしんどそうで、俺の方にもたれてきた。
海斗「ごめ、元太…」
元太「いいよ、大丈夫。」
海斗は完全に俺に体重を預けている。
少しは頼ってくれてる…のかな？笑
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まつこ - はい！続きの形でお願いします。 (2020年8月28日 12時) (
レス) id: 8ebc5c178f (このIDを非表示/違反報告)
くりおね(プロフ) - まつこさん» いえいえ！ありがとうございます(*´∇｀*) 前のお話の続きのような形でいいですか？ (2020年8月28日 11時) (レス) id: 3026b0bb8f (このIDを非表示/違反報告)
まつこ - 素敵なお話ありがとうございました！またリクエストいいですか？双子の熱は下がったけど元太くんはまだ情緒不安定でおむつをはいていて、それがまつくにバレちゃう話をお願いします。 (2020年8月28日 9時) (レス) id: 8ebc5c178f (このIDを非表示/違反報告)
くりおね(プロフ) - ceiさん» はじめまして、リクエストありがとうございます！了解しました、書かせていただきますねo(^-^)o (2020年8月27日 8時) (レス) id: 3026b0bb8f (このIDを非表示/違反報告)
cei(プロフ) - リクエストお願いします！精神的に少し幼くて赤ちゃん感の抜けない松倉くん(8)が熱が出てより一層幼くなり、おむつが手放せなくなるお話は大丈夫でしょうか？お父さんは如恵留くん、お兄ちゃんは宮近くん(高校生)で、思いっきり甘やかすお話が読みたいです。 (2020年8月27日 6時) (レス) id: 603d15a855 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くりおね | 作成日時：2020年7月20日 19時
