安心しておやすみを�� ページ24
父side
今日も泣きながら園バスに乗って幼稚園に行った海人を見送って、元太の部屋に戻る。
てっきり寝ているかと思ったら、眠そうにしつつもまだ起きていた。
よく見ると目の下にクマができてる…寝不足？不眠？なんて思いながら背中をトントンしていると、すぐに寝息が聞こえてきた。
…やっぱ眠かったのか。
そのまま様子を見ること約1時間…それまで大人しく寝ていた元太が、んん、と唸り出した。
元太「んぅ…やっ、ハァ、んっ…」
父「…元太？」
元太「やだっ…ハァッ、んんん…」
父「ちょ元太起きて。元太！」
額に汗を滲ませ顔をしかめて唸るからただ事じゃないと思い、思わず元太の体を揺すって起こす。
するとガバッと起き上がって、ハァハァと肩で息をし始めた。
父「どうしたの…大丈夫か？」
元太「ハァッ、おれっ…」
そう呟いたと思ったら今度はクシャっと顔を歪め、涙を流し始める。
背中に手を回すと腰まで濡れていて、泣いている理由はすぐにわかった。
父「大丈夫だから。一旦着替えよう、な？」
元太「グスッ、んっ、泣」
元太がシャワーを浴びて着替える間にベッドを綺麗にする。
うなされてたのとおねしょは関係あるのかな…と思っていると、泣きながら元太が戻ってきた。
ベッドに座らせて、俺も隣に座る。
父「そんな泣くとしんどくなっちゃうぞ。」
元太「でもっ…あのさ、おとうさんっ、泣」
元太は何か話そうとして言葉をつまらせる。
ゆっくりでいいよ、と背中を撫でると、ポツポツと話し始めた。
最近悪夢を見るようになったこと。
その夢はいつも同じで、見ると必ずおねしょをすること。
悪夢を見たくなくてここ1週間ほぼ寝ていなかったこと。
…ずっと1人で悩んでたんだな。
俺は泣きじゃくる元太を思わず抱きしめた。
父「つらかったな。言ってくれてありがとう。」
元太「今日休んだのも寝不足だからだしっ、俺そんな理由でっ、泣」
父「いいよそんなこと。1人で我慢してしんどかったでしょ、ごめんな気づかなくて…」
元太「んーん、だってお父さん海人のことで忙しいかなって…俺も言わなかったから…泣」
父「もう、気使わなくていいのに。」
あやすように元太の背中を抱いていると徐々に泣き止んできて、少しずつ目がとろんとしてくる。
父「お父さんここにいるから安心していいよ。」
そう言うとやっとホッとした顔になって、俺の手を握って寝始めた。
…今度はうなされないといいな。
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まつこ - はい！続きの形でお願いします。 (2020年8月28日 12時) (
レス) id: 8ebc5c178f (このIDを非表示/違反報告)
くりおね(プロフ) - まつこさん» いえいえ！ありがとうございます(*´∇｀*) 前のお話の続きのような形でいいですか？ (2020年8月28日 11時) (レス) id: 3026b0bb8f (このIDを非表示/違反報告)
まつこ - 素敵なお話ありがとうございました！またリクエストいいですか？双子の熱は下がったけど元太くんはまだ情緒不安定でおむつをはいていて、それがまつくにバレちゃう話をお願いします。 (2020年8月28日 9時) (レス) id: 8ebc5c178f (このIDを非表示/違反報告)
くりおね(プロフ) - ceiさん» はじめまして、リクエストありがとうございます！了解しました、書かせていただきますねo(^-^)o (2020年8月27日 8時) (レス) id: 3026b0bb8f (このIDを非表示/違反報告)
cei(プロフ) - リクエストお願いします！精神的に少し幼くて赤ちゃん感の抜けない松倉くん(8)が熱が出てより一層幼くなり、おむつが手放せなくなるお話は大丈夫でしょうか？お父さんは如恵留くん、お兄ちゃんは宮近くん(高校生)で、思いっきり甘やかすお話が読みたいです。 (2020年8月27日 6時) (レス) id: 603d15a855 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くりおね | 作成日時：2020年7月20日 19時
