八十一の巻 わっちと白銀の犬 ページ44
「さて、今日は久々に文花の父君の書物でも読みに行って『何でおまえがここにいるんだよおおお！！』…騒々しいでありんすね」
文花「キュ、キュウビ待って！一旦落ち着いて！？」
キュウビ「どいて下さい文花！こいつは有害な存在です！燃やして灰に戻さないと！！」
？「あって早々人を可燃ゴミ扱いしないでくれませんか？それにどちらかというとお前の煩い声のほうがよっぽど有害だと思いますけど？」
キュウビ「キィィィ！そのすました態度も腹ただしい！！」
「うるさいのぉ…。どっかの狐の鳴き声で折角の朝が台無しでありんす」
文花「あ、Aおはよう！」
「おはようございんす文花。…で、これは一体何の騒ぎでありんすか？」
文花「私もよく分かんないよ；最近友達になった妖怪を紹介したら、いきなりキュウビが叫び出して……」
「新しい妖怪？」
？「おや、これは挨拶が遅れてしまい申し訳ありません」
いつの間にかその妖怪は、わっちの目の前まで迫ってきていた。
眼前に広がる銀色の美しい毛並み、何処かあの阿呆狐と似た容姿に…9本のしなやかな尾。
犬神「お初にお目にかかります。私の名は犬神と言います。新しく文花の友達妖怪となったものです。以後お見知りおきを」
流れるような動作でわっちの目の前に跪いたと思えば、まるで異国の王子のようにわっちの手を取った犬神が、小さく手の甲に口づけを落とした。
予想もしてなかった犬神の挨拶に、わっちもその周りにいた文花達も呆然とした。
「…まあ、随分と仰々しい挨拶をするのでありんすね？でもそろそろ頭を上げてくんなまし。文花達が驚いてるでありんす」
犬神「おっと、それは失礼。あまりにも貴女が美しいのでつい。」
ウィスパー「ちょ、ちょっとあーた！何フミちゃんの前でそんな破廉恥なことをしてるでウィスか！フミちゃんの教育に悪いでしょう！？」
文花「！あ、ああああの！わ、私は全然気にしてないからね//////！！え、えっと犬神もAと会うの初めてだよね！？この子は私の友達妖怪の一人で、古典妖怪の『孤狸精の黒狐…ですよね？』」
「あら、わっちを知ってるのかえ？」
犬神「勿論。貴女はとても有名ですから、色々と知っていますよ。
……そう、色々と…ね？」
……この時から、全ての歯車が狂いだした。
八十二の巻 わっちと乱心→←八十の巻 わっちと通い妻(キュウビver.)��
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吹雪@元百鬼蘭.° - おおっ!後編ですか…!!楽しみに待ってます!(^^* (2015年10月28日 0時) (
レス) id: 4ea06a141b (このIDを非表示/違反報告)
ドS王子LOVE - 夢主かっこいいです！オロチとか超かわいい！更新頑張ってくださいね！ (2015年10月11日 12時) (レス) id: 52660d2b3d (このIDを非表示/違反報告)
加州 - 最新頑張ってください...楽しみにしてます(にっこり (2015年10月9日 23時) (レス) id: 000de04641 (このIDを非表示/違反報告)
百鬼蘭.° - おぉ！一人称がここの夢主さんと同じだ！！嬉しいぞ！(^^* (2015年10月6日 22時) (レス) id: 4ea06a141b (このIDを非表示/違反報告)
くぅさん - 犬神は...犬神はは一体黒狐のなんなんだｧｧ！！更新楽しみに待っています！ (2015年10月4日 2時) (レス) id: 09a2c937ed (このIDを非表示/違反報告)
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