七十五の巻 わっちと通い妻(土蜘蛛ver.) ページ38
土蜘蛛との約束の時間。指定された場所に着いたが、時間にうるさい筈の土蜘蛛はその場にいなかった。
「珍しい事もあるのでありんすね…」
えんらえんら「あ、いたいた！A〜！」
「？えんらえんら？どうしてぬしがここに…？」
えんらえんら「伝言頼まれたのよ〜。おやかた様は今手が離せない仕事が入っちゃって、2時間くらい遅れちゃうから〜…」
「それはご苦労でありんすね…」
えんらえんら「だからAを先に元祖の屋敷に連れて行くようにっておやかた様から仰せつかったの〜。さ、立ち話もなんだから、さっさと行きましょ」
「そうじゃな。では案内をよろしく頼むでありんす」
ーーーーーーーーーーーーー
【元祖の屋敷】
えんらえんら「ただいま戻りました〜」
激ドラゴン「おお、えんらえんら！それにA様も！！本日はようこそ我が元祖軍へ！」
「どうも。お邪魔いたしんすね？」
えんらえんら「それじゃあ私はお茶持ってくるから〜。檄ドラゴンと一緒に待っててね〜」
「うむ。」
激ドラゴン「すんません。お相手はわしなんかよりもっと他に適任者がおるんですが…」
「なに、気にしないでおくんなんし。わっちは別に気にしてはおらんさ。…ところで、一つ聞くが、土蜘蛛は一体何の用事で遅れているのでありんすか？」
激ドラゴン「土蜘蛛様は最近ここいらで暴れておる妖怪の鎮静と状況確認の為に遅れておるんです」
「そのような不届き者がこの時代にも存在するのでありんすな…」
激ドラゴン「今までは本家と元祖が対立していたせいもあり、そのような者は出ていなかったんですが…両軍が和解した今はこれ幸いと、自分の名をあげようと暴れ回る連中が増えてしまったんです……」
「小者が考えそうなことじゃな。」
激ドラゴン「土蜘蛛様はこれ以上妖怪と人間に危害が及ばぬようにと、たびたび屋敷を抜ける事が多くなったんです。…あの方は、とても正義感の溢れるお方ですから…」
「ふふ、確かにそうじゃな。……あの男は気難しい顔をしているが、その分懐の深い男なのでありんす。…元祖軍の妖怪達も、それは十分分かるでありんすよね？」
激ドラゴン「！へい！確かにあのお方は周りにも厳しいが、間違った事はなに一つ言わぬ聡明なお方なんです！だからこそ、我ら元祖に属している妖怪はわしも含めて、土蜘蛛様をお慕いしておるんです！！」
「……そうか。」
七十六の巻 わっちと通い妻(土蜘蛛ver.)�□�←月影様のリクエストです！
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吹雪@元百鬼蘭.° - おおっ!後編ですか…!!楽しみに待ってます!(^^* (2015年10月28日 0時) (
レス) id: 4ea06a141b (このIDを非表示/違反報告)
ドS王子LOVE - 夢主かっこいいです！オロチとか超かわいい！更新頑張ってくださいね！ (2015年10月11日 12時) (レス) id: 52660d2b3d (このIDを非表示/違反報告)
加州 - 最新頑張ってください...楽しみにしてます(にっこり (2015年10月9日 23時) (レス) id: 000de04641 (このIDを非表示/違反報告)
百鬼蘭.° - おぉ！一人称がここの夢主さんと同じだ！！嬉しいぞ！(^^* (2015年10月6日 22時) (レス) id: 4ea06a141b (このIDを非表示/違反報告)
くぅさん - 犬神は...犬神はは一体黒狐のなんなんだｧｧ！！更新楽しみに待っています！ (2015年10月4日 2時) (レス) id: 09a2c937ed (このIDを非表示/違反報告)
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