いつか海の見える部屋で 七 ページ25
織田作さんの車に乗せてもらってポートマフィアについた
扉を叩いてドアを開ける
『中也くん』
中「Aか、どうした」
『……夢が現実になる事ってありえる……?』
僕はそう言えば中也くんは驚いたように僕を見る
中「真逆……」
『坂口さんが、「また此処で飲めますか」って』
そう言った
僕の不安が高まった
『織田作さんと、治くんと、子供達はどうなっちゃうの?死んじゃうの?嫌だよ……』
どうしてこんな風になるの
中「……大丈夫だ。偶々だろ。太宰の野郎が手前の側を離れる訳がねェ」
『でも、治くんは僕の事嫌いだよ?』
中「……あれは……素直になれないだけだよ。兎に角、お前の側を好きで離れる奴は居ない。教授眼鏡だって……そうだったかもしれねぇ。手前等と離れたくないかもしれねェだろ?」
そう言われて頷く
『……なんでこんな風になるのかな』
中「それは、Aが其奴らの友達だからじゃねェのか?友達だから心配するんじゃねェのか」
『……そうだね』
中「落ち着けって」
そう言って僕の頭を撫でる中也くん
『……もう大丈夫』
中「そうか」
『……明日、異能特務課と密会があるんだ』
中「そうなのか?」
『うん。そこで多分坂口さんと会うと思う』
中「なんで?」
『密会だなんて言うけど、これは取引。ポートマフィアが坂口さんを裏切り者として処分しないようにすると思う』
中「……成る程な」
『……その時、話す』
中「いいと思うぜ。向こうも話したと思う」
『うん』
そう考えるとちょっとだけすっきりした
『いつも通り話すんだ』
中「ああ、それでいい」
そう言われて楽になった
『じゃあおやすみ。薬飲んでね』
中「勿論飲んだぞ」
『それは良かった』
そう言って医務室を目指す
松葉杖って大変だ……車椅子導入してもらうように頼もう
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リュカ(プロフ) - 麗華三日月さん» 行ってらっしゃい!待ってますよ〜なんだか太宰さん達と一緒に行ってるみたいですね〜「今日は太宰がいないから仕事が進む」「国木田さん……言い過ぎです」探偵社はいつもより仕事が進んでますね〜 (2019年5月9日 14時) (レス) id: 23cb7545a0 (このIDを非表示/違反報告)
麗華三日月 - これから行ってきます。帰ってきたら又お話して下さい!「リュカちゃん、ちょっと待っててあげてくれるかい?」「リュカ、頼むな。お前も無理すんなよ。」それでは! (2019年5月9日 4時) (レス) id: c945dd784b (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 麗華三日月さん» おお〜奈良が一緒ですね〜ええだいぶん進んできました!回想が結構考えてたんですよ。黒の時代が終わった後と一期の主人公って雰囲気が一寸違うのでその理由……って感じの回想です! (2019年5月8日 21時) (レス) id: 23cb7545a0 (このIDを非表示/違反報告)
麗華三日月 - 私は奈良、京都、大阪です!お話大分進んできましたね…姐さん、中也…あと、回想が何とも…続き楽しみだなぁ〜 (2019年5月8日 21時) (レス) id: c945dd784b (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 麗華三日月さん» いえいえ〜私は東大寺に行きますよ〜奈良です!セイレーンさんはどちらへ? (2019年5月8日 17時) (レス) id: 23cb7545a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リュカ | 作成日時:2019年5月1日 20時