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戻れない場所 五 ページ16

Asaid

夢を見た

織「どうした……」

「お姉ちゃん?」

置いていかれる夢を

『此処……は』

織「……今からもう使われていない気象観測所に行く」

『敵の居場所ですか』

織「ああ」

「気をつけてね!」

咲楽ちゃんがそう言って手を振る

『うん。ありがとう』

そう言って出て行く

織「……行こう」

『すっかり日がくれましたね』

織「ああ……急ごう」

そう言って織田作さんが前を歩く

その背中を追いかけるように小走りする









『此処……ですか』

織「……行くぞ」

そう言って織田作さんが走って一番上に行く

僕も着いて行くと

坂「織田作さん!?Aさんまで!来てはいけません!」

坂口さんが縛られていた

坂「何故此処に来たのです!ここは敵が根城にしていた施設ですよ!」

織「お前が助けを求めている気がしてな」

坂「僕は助けを求めてない!!」

不意に火薬の匂いがした

織「そうか……お前が困っている理由を1つ推測してみよう」

そう言いながら織田作さんが坂口さんを縛っている縄を解いている

織「ミミックにお前が間諜だとバレた」

坂「それは……」

『……成る程、皆、坂口さんが間諜だと思ってるけど本当は逆って事ですね。坂口さんはミミックに潜入した間諜』

織「奴らがお前の部屋を狙撃スコープで覗いていたのは、部屋にあったグラオガイストを奪われないようにする為だ」

僕はその話を聞きながら辺りを彷徨く

『……坂口さん、爆弾の匂いがしますが』

坂「織田作さん達、逃げてください。僕とした事がしくじりました。Aさんの言う通りこの施設の至る所に時限爆弾が仕掛けられています。奴らは裏切り者である僕を、綺麗さっぱり焼き殺すつもりだ」

織「なんだ」


『困ってるんですね。矢っ張り』

そう言って織田作さんが銃で縄を撃ち抜いた

織「行くぞ。爆発までどれくらいだ」

そういえば坂口さんは

坂「貴方の異能の方がわかるのでは?」

と言った

『……恐らく此処からスタートでしょう。そこから証拠隠滅の為全部消す気でしょう』

時間はまだある

織「行くぞ」

『はい』

そう言って走った

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リュカ(プロフ) - 麗華三日月さん» 行ってらっしゃい!待ってますよ〜なんだか太宰さん達と一緒に行ってるみたいですね〜「今日は太宰がいないから仕事が進む」「国木田さん……言い過ぎです」探偵社はいつもより仕事が進んでますね〜 (2019年5月9日 14時) (レス) id: 23cb7545a0 (このIDを非表示/違反報告)
麗華三日月 - これから行ってきます。帰ってきたら又お話して下さい!「リュカちゃん、ちょっと待っててあげてくれるかい?」「リュカ、頼むな。お前も無理すんなよ。」それでは! (2019年5月9日 4時) (レス) id: c945dd784b (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 麗華三日月さん» おお〜奈良が一緒ですね〜ええだいぶん進んできました!回想が結構考えてたんですよ。黒の時代が終わった後と一期の主人公って雰囲気が一寸違うのでその理由……って感じの回想です! (2019年5月8日 21時) (レス) id: 23cb7545a0 (このIDを非表示/違反報告)
麗華三日月 - 私は奈良、京都、大阪です!お話大分進んできましたね…姐さん、中也…あと、回想が何とも…続き楽しみだなぁ〜 (2019年5月8日 21時) (レス) id: c945dd784b (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 麗華三日月さん» いえいえ〜私は東大寺に行きますよ〜奈良です!セイレーンさんはどちらへ? (2019年5月8日 17時) (レス) id: 23cb7545a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リュカ | 作成日時:2019年5月1日 20時

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