【男性声優】シェアハウスの雨宿り。IV

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走りはしないが、珍しく早歩きで職場まで向かうA。
ココ最近楽しすぎて、気持ちが抜けている気がする。

｢しっかりしなきゃ…｣と自分の頬をペちペち叩きながら、職場に向かった。

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｢おはようございます。｣と言いながら部署に入る。

カバンを置いて、間に合ったことにはぁ…と安心しながらため息をついた。

すると、｢おはようございますA先輩。｣と昨日とは別人のように冷静な順平が挨拶してくる。

ポーカーフェイスは職業柄二人とも得意だ。
｢おはよう。｣と普段通り 挨拶を返す。

自分のデスクに座って、まとめていた資料なんかをカバンから出しながら作業し始める。

ここ最近は平和なことに、自分達がでる出番は少ない。

だから資料作成とその印刷、永遠にPCとにらめっこ状態だ。

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カチッ…と時計の針が12:00を指す。
お昼休憩の時間だ。

んー…っと背中を伸ばしていると、｢先輩、お昼食べに行きましょ。｣と順平から誘われる。

｢あーい。｣と気だるげに返事をして、財布だけ手に取って部署を出ようとした。


だが、何故か部署の入口付近に大群の女子が見える。

大抵は若松宛てか順平宛てのお誘い系だが、なんだか今日は人数が一段に違う。



｢…なにあれ。｣

順｢さぁ、今日は随分人数 多い気が…。｣

A｢あっ、順平くん！｣

B｢順平くーん！！｣

葉｢あ、A先輩。少しいいですか？｣

｢あれ、私にもきてる？｣

順｢…あー、先輩 先カフェ行ってて下さい。追いかけます。｣

｢りょーかい.笑｣



そう言って別れる。
若松も順平も人気があるから、こういうこともしばしばあるのだ。









と言っても、Aも呼ばれてしまったから昼食は離れていく一方だが。


＿＿＿

あの番外編の女子4人( 咲 瑠璃 葉月 凛子 )が出てきます(笑)

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