68話 ページ34
一期side
一期「で、薬研はなぜ人などで戦場へ行ったのですか？？？？？？？？？」
薬研に鋭い目を向ける。
薬研「む、無駄に疑問符多くね？」(ﾒﾀｧ)
一期「いいから質問に答え給え！！」←
話をそらす弟。めたいことを言うんじゃないいい！！！
すると薬研は目をそらした。
薬研「お、弟達の資源、とりに行こうと思って…」
はて？大体の弟たちは審神者殿の神気のおかげで軽傷まで回復したはずでは？
薬研「…折れたやつらの…だ。」
一期「何を言っているんですか…折れた刀はもう…元には戻らないんですよ…」
嗚呼、こんなことを兄が言ってはいけない、そう思っても折れてしまった弟達はもう戻ってくることなどしないのだ。
薬研「わかってる！！！」
すると薬研は声を荒げた。
びっくりして目を見開く審神者殿が見えた。
薬研「でも！それでも！！戻ってくるって信じたかった！！！資源を集めてもう一度やり直せば戻ってくるって！！おもうだけ無駄だってこともわかってる！集めるだけ無駄だってことも…わかってるんだ……」
その言葉を聞いた時、私はとんでもないことをいってしまったんだ、と思い知らされた。
目をうるませた薬研がこちら見じっと見つめて目をそらそうとしなかった。
自分の弟がどれだけ立派なのか、自分がどれだけ情けないのか、弟が背負い切れない何かを抱えているのか、よくわかった。
でも…今の私では信じることなどできない。
目の前で弟を何本も何本もおられ、そのたび泣き叫ぶ弟を見て、抵抗すれば弟が被害を受けた。
折られるたびどうしたら戻るかなんて考えたこともあった。
でも鍛冶師の表情を見るたびに消えてしまったものはもう戻らないのだと思い知らされた。
そう、目の前の彼、薬研は以前の私なのだ。
折れてもまた戻ってくる、いつかまた笑えると、信じていたかった私なのだ。
弟が折られれば心に深い傷を負い、弟が暴力を振るわれれば自分の事のように泣く。
すると薬研の目からひと粒の雫がこぼれ落ちた。
薬研「………俺がなんとかしなきゃいけないんだ…」
彼の目が赤く、紅く光った気がした。
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青鷺(プロフ) - 見ていてくださった皆様…こちらの不具合で、更新ができなくなってしまい、削除もできなくなってしまいました…解決方法が全くわからないのでどうすればいいのかわからないので、しばらく更新を停止させてイタダキマス… (2017年8月23日 22時) (
レス) id: cb35208076 (このIDを非表示/違反報告)
青鷺(プロフ) - くりももさん» おおお！！ありがとうございます！！なんか最近更新できてないんでがんばって更新しますぅd('∀'*)心配してくれてありがとうございます！ (2016年11月28日 6時) (レス) id: cb35208076 (このIDを非表示/違反報告)
くりもも - 初コメ失礼します！面白いです！更新待っています。無理はしないで下さい！('ω')ノ (2016年11月14日 19時) (レス) id: 59c80179a5 (このIDを非表示/違反報告)
青鷺(プロフ) - 悠馬さん» ありがとお！！！！君にはいつも元気をもらっているよ笑笑笑笑これからもこの作品見てね！！ (2016年11月14日 17時) (レス) id: cb35208076 (このIDを非表示/違反報告)
悠馬 - 更新お疲れ様(｡*･д･｡)ﾉ凄い良い小説だから頑張れ。 (2016年11月14日 16時) (レス) id: 5f996aac81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青鷺 | 作成日時：2016年9月30日 6時
