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「え?あれ?」
「ほら、こっちこっち」
戸惑う私の様子をどうとも思っていないようで、
何かの建物の中のようだ。内装はけらお姉ちゃんのいたあの建物に似ている。白い石造りで、キラキラとした宝飾がたくさん。けれどけらお姉ちゃんの家と比べると宝飾がより豪華で、廊下にはいくつもの白い彫刻が飾られていた。
しかし……どこか違和感があった。どこだろう?私は少し考える。そしてすぐに気付いた。
「何か……匂いがしませんか?」
匂いだった。嗅いだ事のないような、不思議な匂いがする。それに、匂いだけじゃない。何というか、本当に僅かだけど、素肌に何かが纏わりつくような感覚がある。
本当に言いようのない感覚だった。この違和感は私の知るどんな言葉でも言い表せないような気がする。
「お、勘が鋭いわねぇ。何せここは尊い方々の集う場所なんだから……厳密には離れなんだけど、それでもやっぱり分かるもんよねぇ」
「尊い方々?」
尊い方々とは、いったい何だろう。神官の長である
「ま、あなたにはまだ早すぎる話よぉ。しばらくここでお勉強でもしてなさいな」
……そういえば。
「
「ん?」
「私って、どうしてここにいるんですか?」
「あれぇ、
私は頷く。
「一言で言えば、あなたは尊くなるためにここへ来たのよ」
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ミクミキ(プロフ) - ぱるむのお部屋さん» ありがとうございます!励みになります (2022年6月30日 21時) (レス) id: bce403cc8a (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむのお部屋(プロフ) - たまうさかわいい〜イラストもとてもかわいくて素敵ですね!これからも頑張ってください! (2022年6月30日 20時) (レス) id: 0955046302 (このIDを非表示/違反報告)
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