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「 そらちぃ達に 言わないの? 」
ぽろっと小豆ちゃんがそう言った
『 言いたいよ、 でも…… 』
「 そらちぃ達もAちゃんに会いたいんじゃないかな、? 」
『 みんなは私よりきっともっと深い傷を負ってる
私に会うことでまた傷つけてしまいそうで怖いです 』
そう言うと ぶんけいさんは
「 僕達だって悲しいよ?
えいちゃんがいなくなったこと、みんな辛いよ
傷に 深いも浅いもないでしよ 。 」
そう言われてはっとした
そらそうだ、当たり前だ 。
みんな辛い、けど私は乗り越えようとしてる
ぶんけいさんも小豆ちゃんも
乗り越えようしてる 、
アバのみんなだって、、、
.
ピンポーン
部屋の中にインターホンが鳴り響いた
「 あ、きたきた 」
誰かが来て
ぶんけいさんが 迎えに行った
「 元気だった? 」
「 ぼちぼち。ぶんけいさんも元気だった? 」
聞いたことのある声、
ずっと一緒だった、柔らかい声
『 ……そらくんっ、、 』
「 A、、 」
ぶんけいさんと一緒に 空くんがきた 。
「 ごめんAちゃん、
余計なお世話かと思ったけど話して欲しくて 」
やっと止まった涙が
また溢れてきた
『 そらくんっ、、、っ、、
元気にしてた、、? ご飯、、食べてる、? 』
「 Aも、、元気してたのかよ、っ、 」
そらくんも
かっこいい顔を崩して涙を流してる
思わず立ち上がって
そらくんを抱きしめた
「 A、ごめんな、、
守ってやれなくてごめん、、、っ 」
そらくんは 私がサイパンに飛んだ日と
同じことを言った
『 謝らなくていいよ、
そらくんは悪くない、誰も悪くない、、
えいちゃんだって、そんなこと望んでないよ、 』
そう言うとそらくんは何も言わずに
私を抱きしめる力を強めた
『 そらくん、このまま聞いてくれる、? 』
「 ? 」
『 私、お腹に赤ちゃんがいるんだ、
えいちゃんの、子供、、 』
そらくんは私の肩を持って
私と目線を合わせた
「 まじで、、? 」
『 うん、 えいちゃんからのプレゼントだよ、』
「 、、っん、、そうだな、良かったな、、 」
また二人とも
涙を流した 。
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こんぽた(プロフ) - あおぞらさん、素敵な作品ありがとうございます。もうすぐえいちゃんの誕生日なので戻って来ました笑 出来ればラスト、見たいです。更新楽しみにしてます。!! (2020年10月25日 3時) (レス) id: fdf6a941b0 (このIDを非表示/違反報告)
うぉに - めちゃくちゃ面白いです!!更新頑張ってください!!! (2020年3月27日 14時) (レス) id: 379eaacbf9 (このIDを非表示/違反報告)
しずくちゃん(プロフ) - ほんっとにこのお話大好きです、、、文章力高すぎです、、完結まで後少しというのがかなり寂しいですが楽しみにしています、、!!! (2020年1月17日 1時) (レス) id: 2e94dfd782 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 続き書いてくれてありがとうございます!楽しみにしてます! (2019年8月22日 20時) (レス) id: 0a3281b1c3 (このIDを非表示/違反報告)
英笑_。 - 素敵な作品ですね。悲しいけどあたたかい。そんな作品。自然と涙がでました。これからも頑張ってください。大好きです。 (2019年8月21日 0時) (レス) id: 14a03a8658 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あおぞら | 作成日時:2019年1月13日 2時