-本格的な地獄での訓練 ページ6
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『錆兎、私のことは様付けなんてしなくてもいいんですよ?なんなら呼び捨てでも…』
「否、師範を呼び捨てなど俺には出来ません」
猛抗議をしましたが様呼びは辞めてはくれませんでした
何時か力づくでも外してもらいましょうか((
その後一週間ほど錆兎に獄卒として必要な知識を徹底的に叩き込んだ(地獄名や部署…etc)
覚えが早い事でたった二日ほどで地獄とはどういう仕組みなのか理解したようです
しかし地獄では知識はそこまで必要ではない
実際に行わなければわからないことも沢山あるのだ
知識ではなく何が必要か?
それはこれから教えることにしましょう
「此処は何処ですか…?」
顔を引き攣らせる錆兎
最近成仏したばかりの人間には確かにきついものがあるでしょう
人間の叫喚が響くこの地獄
私にとっては天国なのでは?と言う錯覚に陥りますが…それはそれぞれの価値観です
地獄の中でもまだまだマシなほうですがね
これからしっかり耐性をつけてもらいましょう
『此処は
「あるべき姿って…A様の座右の銘である…」
『素晴らしい。覚えていたのですね、そうです。鬼たるもの慈悲などいりません。最近の獄卒は甘ったれた者が多いのです。錆兎には獄卒中の獄卒になってもらいたいのでビシバシいきますよ』
「はい!!男なのだからどんな厳しい鍛錬も受けます!」
流石、鬼殺隊を志していた者は違いますね
そんな可愛い弟子の頭を撫でた後私は手をパンパンと叩いた
錆兎を連れてやってきたのは
此処には私の大切なお友達がいるのだ
『…さて、ご紹介します。この如飛虫堕処で獄卒を勤める芥子さんです』
「お初にお目にかかります、芥子です。錆兎さんのお話はAさんからよく聞いていますよ」
「う、兎…?喋っている…!?」
『此処一週間座学のみだったので耐性はないですよね。地獄で犬猫などの動物が喋るのはよくある事です。慣れてくださいね』
「判りました…芥子さん、今日はよろしくお願いします!」
そうして、如飛虫堕処での地獄の訓練が始まった
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Laf;(プロフ) - 何というかもう…この作品に出会えてよかったです😭神作をありがとうございます… (2月18日 23時) (レス) id: 46457ca4f3 (このIDを非表示/違反報告)
れい - え、好き。ありがとう…(遺言) (2023年5月6日 8時) (レス) id: 58fc769308 (このIDを非表示/違反報告)
Nami - これ、鬼灯が錆兎に密かに嫉妬してたりとかだと面白いかも…♪ (2023年4月22日 17時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
Nami - これ、いつか転生が決まるのかな…その時錆兎はどうするのか…夢主とともに転生してキメツ学園につながるパターンとか?離れなさそうだし(笑) (2023年3月21日 15時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
Nami - 面白かったです♪続き待ってます!柱たちとの絡み見たいな…。 (2023年3月20日 9時) (レス) @page27 id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うる。 | 作成日時:2019年9月11日 14時