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「んっ、んー」
「あっ、ごめん、ヒロ。起こしちゃた？」
甘い香りがして、
今、一番会いたい人がいるかもって、
うっすら目を開けたら、ほんとにいて、
少し泣きそうになる。
「んーん、」
少し甘えた口調でいえば、
「ふふ。ただいま。」
ふわりと笑って、ふわふわと頭を撫でてくれる。
「たぁすけ、ふわふわ、」
寝起きだし、半分寝ている頭で返事するから、
すごいふかふかしてる。
太輔の手が気持ち良くて、
同じボディソープなのに、太輔のがいいにおいで、
少し冷めた体にちょうどいい体温で、
「ヒロ、俺と寝よっか。」
そういいながら入ってきて、
ギュッて抱き締めるから、
甘い香りが広がって、
「たぁいしゅけ、おつかれさま、、、、」
「ありがと、ヒロ。」
「んふ、だぁーすきよー、」
ポカポするから、
「ふふ。おれも、だーいすき。」
ねぇ、半分記憶にならないんだから、
これぐらい甘えてもいいだろ？
「おやー､、しゅみ､､､､､」
「ふふ、はいはい、おやすみね。」
「おやすみ、ヒロ。」
たいすけが、ふたりいたら、
たいすけも、きつくないんだろうなぁ、
でも、たいすけがふたりいたら、たいへんね。
―――――――――――チュッ
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作者名：飛鳥 | 作成日時：2019年5月25日 1時
