story…63 ページ14
貴女「……ん…」
あかるい西日で目が覚めた。
って、え!?
西日!?
貴女「っ、6時20分!?」
たしか、みんなに過去を話したのは朝で……。
そのまま寝ちゃって……。
お外は夕焼けに染まっている。
嘘でしょ……。
どんだけ寝てんの……私。
貴女「てか……
みんなとどんな顔して接したらいんだろ……」
はぁ、とため息をついた。
ちょうど、そのとき。
コンコン、とノックが聞こえてきた。
黄瀬「Aっち、まだ寝てるんスか?」
貴女「涼くん…?……起きてるよ」
そう言うと、ガチャとドアが開いた。
黄瀬「大丈夫っスか……?」
眉をハの字に下げて、心配そうに聞いてくる。
貴女「うん、もう落ち着いたよ」
今気づいたけど、私がありったけ集めたハサミやカッターやロープが無くなっている。
誰が片付けてくれたんだろう?
黄瀬「Aっち」
小さくそう呟いた涼くんは
ガバッと私に抱きついてきた。
貴女「りょ、うくん……?」
黄瀬「嫌なこと、
思い出させちゃって、ごめん」
貴女「……大丈夫だよ。
みんなが、受け止めてくれたから」
黄瀬「……じゃあ、
もう、自分を傷つけないっスか?」
まだ首に残っているであろう、跡を涼くんがなぞる。
貴女「んっ、ちょ、りょ…うくっ」
くすぐったくて、
本当に自分が発したのか?
と、疑いたくなるような
高い声が漏れた。
黄瀬「っ///(理性がぁぁぁっ!!)」
貴女「も、んっ……やめっ…」
そろそろ本当に危ないと思った。
高い声が、無意識に口からこぼれ落ちる。
貴女「んん…ぁ………ぇ?……せい、く」
横目で、ちら、と見えた赤い髪。
黄瀬「……え」
涼くんの指の動きが、ピタリと止まる。
そして、
征くんがにっこりと微笑んでこう言った。
赤司「りょ・う・た・く・ん……?」
〜黄瀬終了のお知らせ〜←
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好きな給食はポメラニアン - **さん» それな、です (2019年9月19日 13時) (レス) id: 0d8269a023 (このIDを非表示/違反報告)
** - 赤司で吹いたwwwまじで赤司だけはやめとけ主人公ww(個人的には俊くんとくっついてほしかった) (2019年9月2日 20時) (レス) id: 11e1fd3e2e (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - この際、高尾とかが好きって言うオチでもいいよねww (2017年6月7日 19時) (レス) id: 932de8349a (このIDを非表示/違反報告)
Mari*(プロフ) - 椿さん» ほんまそれなwww 赤司君どうしたんだwwwww (2016年1月11日 7時) (レス) id: 1fa6e05711 (このIDを非表示/違反報告)
椿 - ニヤニヤが止まらないwwあとめっちゃ赤司君が変態ww (2016年1月6日 18時) (レス) id: 136f520b0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ティファ | 作成日時:2015年11月26日 23時