#story 8-34 ページ34
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とまぁ、結局…部屋の主はどっかの部屋へ追いやると言うのを条件に、ジャンケンで勝ったさとみの部屋で寝ることにした
ぶっちゃけ早く寝て気がついたら朝が来てて直ぐに家に帰りたい。
まあ母さんの体調次第だけど…。
『じゃ、私は早速部屋で寝させてもらうよ』
そそくさと、もう慣れたように部屋を出ようとする私を とある声が引き止めた
な)ぁ、まって!
『ん?』
な)0時過ぎたでしょ?
『おう…?』
な)今日、なんの日?
『今日、なんの日…?今日、何日?』
さ)いやそこからかよww
こ)バカじゃんwww
る)7月7日ですよww
『おぉ、七夕?』
な)そう!じゃ、2階のバルコニー行こ!
『えまって、2階のバルコニー?え、ここってそんなんあったの?え待って、そんな豪邸だっけここ』
な)割とね〜
…全然慣れてなかったわ。此処に。
2階にバルコニーなんかあったっけ…増築した…?
そんな訳ないよな…え、謎…。
な)ここ ここ!
今まで歩いていた方とは真逆の方へ歩いた廊下の突き当たり、透明ガラスの両開き扉のその先には絵に描いたような夜空が見えた
その手前になにか緑の…木?
『っえ、あれって、』
な)じゃ、開けるよ!
バンッ…!!
ブワッ『っ……ッわぁ…!!』
冷たい夜風が吹き込む中、星が揺蕩う星月夜
もしかしてあれが天の川と呼ばれるもの…?
そして、白いオシャレなフェンスに立てかけてある葉が生い茂った立派な笹
まるでドラマにでも出演しているよう
本能の思うままに裸足でバルコニーへ出て、笹にかけより、夜空とともに見惚れていると、後ろから優しい声音が聞こえた
な)A
名前を呼ばれ振り返る
な)出会って、もう1年だね。こんなに濃かった年は生まれて初めてだよ。Aと出会えて嬉しい。
私も見つめるななもりの瞳は まるで、穏やかの化身
な)いつもありがとう。これからもずっと、Aと、皆といれますように…。
いつの間にか手に握ってある紫の短冊を私の隣の笹に取り付けた
ジ)A。俺も…俺も、お前と出会えて嬉しい
朗らかに笑いながらそう言う奴は、やはりどこか陽気さを感じ、今ではその陽気さが少し冷えた体を暖かく包み込んでくれそうな気がする…なんて。。
ジ)俺はお前と一緒におる限り、片時も笑顔を絶やさせへん。約束したるわ。
ゆっくり近づき、私の片頬を軽く撫でたあと、ささにオレンジの短冊をかけた
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莉子 - 続編おめでとうございます!!結構遅れてしまった、、これからも読ませていただきます!! (2020年9月18日 22時) (レス) id: 5f56a1975b (このIDを非表示/違反報告)
めろん - ヤバイ…夢主がカッターキャーされて裏切られるところ読んで泣いてしまった…。めっちゃいい物語なんで、これからも頑張って下さい (2020年8月31日 0時) (レス) id: aafa0eac70 (このIDを非表示/違反報告)
たり - さざんかさん» いえいえ!!対処ありがとうございます! (2020年8月30日 12時) (レス) id: 32a028c989 (このIDを非表示/違反報告)
逢(プロフ) - さざんかさん» ねぇねぇ君僕にも返信ちょうだいよ。ぷりん丸様よ(( (2020年8月24日 0時) (レス) id: 204dc2adce (このIDを非表示/違反報告)
さざんか(プロフ) - たりさん» ご指摘ありがとうございます!ガイランスに適応する形で対処していきます…!申し訳ありません…m(_ _)m (2020年8月20日 20時) (レス) id: 63429259c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さざんか | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/madotoku1/
作成日時:2020年3月22日 19時