ドS６人が鬱陶しい件について８

#story 8-4 ページ4

.



兎 side



ザー.. .ザー. ..



今は授業中


外に面した１階の渡り廊下で１人、私は今…



「うっ…ゥｩ…ひっ…ｸ…ｯ.」



みすぼらしい程、汚い涙を流している



「っ、ｩ..ｴ…ｯﾊ…ｯｺﾞﾎｺﾞﾎｯ!!!…っはぁ、っはぁ、…」




私は、身体が弱い



すぐ貧血になるし、身体壊すし、その割に人にバレないように動き回るから よく保健室に行ってる



「ｳﾞっ、ﾋｭｯ、ｯｺﾞﾎｯｺﾞﾎｺﾞﾎｯ、ｯはァ、っけほっ、、」



こうして号泣するのも、だめ



ザー.. .. .



空が、濁ってる


でも少し先を見れば綺麗な青…より、少し紫がかってる


私の好きな…雨の香りがする




___ごめんね、俺は……＿＿＿＿


＿＿＿＿＿＿いやｯ、もっと…私を…っ＿＿＿＿




ﾎﾟﾛ. ..「っ……ふっ」




“ もっと ” “ もっと ”


“ もっとちゃんと ”


“ 私を ” “ 私だけを ”



その言葉…重かったよね



あんな事言わなきゃ…



あの人はまだ、ここにいたのかな




「ひぐｯ、ゲホゲホｯ、ｳﾞｯ、、っは、ﾋｯ、っは、｣



ｶﾞｸﾝ. ..ｯ



「ﾋｭｯ、っはぁ、ゲホッっはぁﾋｭｩｯっは、っはっ…」




運命って…あるのかな


偶然は…？必然は…？




「っはぁ、はぁ、は、はぁ……」




本当は私、分かってる




この世に運命なんてないの




全てが、偶然に見せかけた必然なんだよなあ









------✂------------

ども！さざんかです！

改めましてですが、リクは締め切りました！
沢山のリクエスト本当にありがとうございました！


ではでは次回でお会いしましょう！

ばいっ！





.

#story 8-5→←#story 8-3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す