ドS６人が鬱陶しい件について４

#story 4-49 ページ49

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？)ねぇ君！芸能界興味ない？



『はい？』



私は今…



カメラマン)お！その顔良いねぇ〜！



パシャッパシャッ



写真撮影をされてます


撮ったらお金くれるって言われたから


声かけられた歩道で撮ってるんだけど、周囲の視線が少し痛い



？)なにあの子〜！超可愛い〜！


？)モデルさんかな〜！


？)うわっ！なにあれ！？



いや なにあれ ってなんだよ



スタッフ)休憩で〜す



『ふぅ…』



飲み物とタオルを渡され、椅子に座った


そしたら、監督らしき人が近づいてきた



監督)ねぇ 君さ、本当に入ってみない？



『はい？』



監督)芸能界、向いてると思うんだよね



『は？いやいや、え？』



監督)君、デビューしちゃいなよ



なんか聞いた事あるぞ？←



『いや、いきなり言われても、と言うか そんな気ないんで』



監督)何かやりたい事でもあるの？



『いや特に』



監督)じゃあ一度 事務所の方に顔だしてみない？



『はい？』



監督)今から空いてる？空いてるよね、行こっか



自己解決して「撮影終了」と叫び、去って行く監督


いやいやペース早えよ。芸能界って強者揃いだわ


そのまま芸能界ペースは止まる事なく、タクシーに乗せられ、あっと言う間に事務所に着いた


今日マジで流れ早くね？←


中に入ると見た事ある雑誌のモデルさんばかり



監督)どうだい？中々良いだろ？



どう良いのか分かんないんだが



『はい、綺麗な人ばかりで』



と まぁ事実を言う



監督)だろ？じゃあ今日はお疲れ様、これ、少ないけど貰ってくれ



そう言って長細い茶封筒を渡された


わぁお、ズッシリ。


てか もう帰るんかい



監督)あぁ、これ、いつでも連絡したまえ



そう言って名刺をもらった。大人っぽ。



スタッフ)こちらです どうぞ〜



そう言って外へ案内され、タクシーに乗せられた


今日の夢か？夢なのか？


現実か確認する前にタクシーは もう家の近く


タクシー代も払ってくれてたし、お金も貰えたし


流れが早すぎたけど、←


なんだかんだ得した一日だった


家のすぐ側まで来てタクシーが止まった


今時の芸能界はすげぇな


なんてしみじみ思いながら家の中に入る


が、後ろから呼び止められた



？)ねぇ、どこ行ってたの？



『え？』



振り返るとそこには、いつものメンツがいた



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