#story 4-36 ページ36
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少し歩き、服屋さんとかが並ぶ大きめの道に出た
何気なく歩く きら先輩
でも私はこの空気が重く感じた
そこで少し口を開いてみた
『あの、きら先輩』
きら)ん、どした？
『なんでさっき彼女って言ったんですか』
さとみ放心してたし
ぶっちゃけ私も
てか…後々めんどくさくなりそうなんだよな
きら)あ〜、と…ごめん、嫌だった？
目を逸らしがちに言う
『いえ、でも後々嫌な感じになる気がして』
きら)…でも俺は Aが俺の彼女になったらな、って思って言ったんだけどな
『、え？』
きら)ん？_ニコッ
『…彼女…』
その言葉で１つ思い出した
＿ “ 土曜日、10時に迎えに行くね！ ” ＿
__ “ 好きだよ ”＿
アレは…遊び、じゃないのか？
きら)ね、アレ見てくれたよね？
少し照れくさそうにそう言う先輩
『アレ…』
きら)うん、俺、好きなんだ、Aのこと
真剣な目で私を射止めてくる
『……ガチ？』
きら)ガチ
『……ほんとに？』
きら)ほんとにw
『………イエスかノーで答えるの？』
きら)…出来れば
『…………………のー…で…』
ノー…だよな、うん。
きら)ふふ、ごめんね？急に。今日はもう帰ろっか
『え、四島の誕プレは…？』
きら)ん〜！恥ずかしいからあんま言いたくないな〜
『え？』
きら)Aとデートしたかったから嘘ついてたの〜w
少し顔を赤く染める先輩
『わぁ。可愛いトコあるんですね』
きら)いや俺はいつでも可愛いからな？w
『あ、感情が戻りました』
きら)おい！ww
…良かった
変な空気にならなくて
それが きら先輩のスゴイところだよな
きら)じゃ、帰るよw、送る。
『はい、帰りましょっか』
ここまで来てまだ送ってくれるとか。
これで惚れない私がおかしいのかな。
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作者名：さざんか | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/madotoku1/
作成日時：2019年9月11日 0時
