遠距離恋愛 (ページ9)

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彼の好物ページ9

「よし Aちゃん
岩橋置いて行こうぜ」

「おいチﾝﾊﾟﾝｼﾞｰ！」

「うっせえな、来たいなら来ればいいだろ、笑
Aちゃん、おいで」

「僕も行くし、」

『可愛い .. 』

不意に出た声

そして顔を染める岩橋くん
ちょっといらいらしてそうな勇太くん。

「よし Aちゃん、
どこ行きたい？」

『 .. アｲｽ食べたいです』

「行こっか」
「僕もアｲｽ～」

そして、3人で歩いて
アｲｽ屋さんに到着。

「 Aちゃん何がいい？」
「僕ね～「岩橋、お前じゃねえよ」

『あ、いえいえ !
大丈夫ですよ、ありがとうございます。笑』

「もう仕方ねえ、岩橋何」
「僕チｮｺ！」
「じゃあ俺いちごとバﾆﾗのミｯｸｽで」

そして私も頼んで、
席に座る。

「 Aちゃん、それ
マﾝｺﾞｰ？」
『はい！
好きなので』
「俺も食べたい、俺もマﾝｺﾞｰ好きなの」

『どうぞ！』

そう言って勇太くんの口の中に
私が食べ掛けたマﾝｺﾞｰアｲｽ。

今更気付く
_____ 間接キｽ。

皆の顔が
赤くなって、
その一瞬
何とも言えない沈黙が
私たちを包んだ。