検索窓
今日:18 hit、昨日:0 hit、合計:50,936 hit

ページ48




「神威君」

「な、なに?」

「好きよ」

「、」

「私の良い人に━━━」

良い人になってくださいと告白しようとした時に、また唇を重ねられる。カチッと歯が僅かにあたるような、余裕がない接吻だった。

「……待った、それは俺に言わせて」

「は、はひ」

神威君は深呼吸を1回した後、私の目を真っ直ぐに見つめて、ゆっくりと言葉を紡ぐ。

「俺の女になって」

これ以上にないような、真剣な声色でそう言われた。その青い瞳から目を逸らしたくないと、ぼんやりと考えた。

「……私でよければ」

「ッ、」

喜んで。と頷き、再び背中に腕を回して、彼の胸板に顔を埋めた。顔も体も熱くて、もうどうにかなってしまいそうだった。そんな私を彼は、さっきとは打って変わって酷く優しく抱きしめた。

「A、」

愛してる。 と。微かに掠れた声で囁いた。あぁ、私はこの人と幸せになりたいと、その時心からそう思った。

「私も、愛してる」



誰よりも君を幸せにする



その花はいつまでも宝物。


END

後書き→←*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (69 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
86人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 短編集   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

瑠璃鶲(プロフ) - エトさん» 大変申し訳ございません!(滝汗)しかしその様に言ってもらえて大変ありがたいです!寧ろ私の利己的な作品を見てくださっているので、感謝の言葉しか出てきません。今後は誤解のない様に何らかの対策を講じるので今後も閲覧よろしくお願いします! (2017年9月9日 22時) (レス) id: a2c8773b35 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃鶲(プロフ) - エトさん» コメントありがとうございます!えーっと、作品の冒頭の追記欄に書いてある通り、基本的に物語の終わりにはENDを付けております。したがって『忠誠心』という物語はまだ未完の状態でありまだ続き物として扱っていたのですが……分かりづらかったですよね。(汗) (2017年9月9日 22時) (レス) id: a2c8773b35 (このIDを非表示/違反報告)
エト - 高杉の忠誠心の作品は、読んでいてとてもわくわくしながら観ました!出来ればあの後どうなったのか続編の作品が観たい!我が儘だと自覚していますか。お願いします (2017年9月8日 18時) (レス) id: 32fc95954c (このIDを非表示/違反報告)
後輩2(プロフ) - アルハ*平日低浮上*さん» コメントありがとうございます!まさか書いた直後にコメントをもらえると思っていなかったのですごく嬉しいです!むしろまたコメントしてくださってありがとうございます(五体投地) (2017年8月11日 8時) (レス) id: c37a9d99ce (このIDを非表示/違反報告)
アルハ*平日低浮上*(プロフ) - 何度もすみません、高杉ドストライクです。ありがとうございます(土下座) (2017年8月11日 0時) (レス) id: 5e4beefb64 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:瑠璃鶲 | 作成日時:2017年1月24日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。