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次の日も、大ちゃんはやって来なかった。
その次の朝にはなんだかもう自分の中で幻として処理されてさえいた。
「なんかもう連絡取れないし、会えないかも。」
たかが数日会えないだけで、どうしてこう感じてしまうんだろう。
息を吐くみたいに、小さく呟いた。
隣にいた薮は真面目な顔をして、
「んなことない！絶対会う！」
と、大ちゃんと会えない未来なんて想像はしていなさそうだった。
光「ほんと普通に会ってみたいな」
雄也「童顔で子供っぽくてオムライスが好きで…気になるところしかない」
俺が諦めているのが馬鹿馬鹿しく感じた。
・
……疲れた。
ため息と共にベッドに沈む身体。
いつもはぐだぐだ巡る思考すら停止していて、眠りに落ちるのにそう時間はかからなかった。
・
起きたのはアラーム音じゃなくて、誰かからの電話を知らせる音だった。
でも俺はうるさく鳴り続ける着信音を止めることはしなかった。
2回、3回ともかかってくれば、普通に目は覚めている。
だけど体が動かない。というより、動きたくない。
妙に息苦しいし、ものすごくしんどい。
こうなる原因は風邪なんかじゃなくて、気持ちの問題なのだと知っている。
単に精神的な問題で、こうなることが特に高校時代は多かった。
抗うことはしようともせず、気持ちのままに、携帯の着信音が途切れるのをぼんやりと待っていた。
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カシスオレンジ(プロフ) - 空さん» 楽しみにしていただいていたのに、本当にごめんなさい。作者の都合によりお話の続きを書くことが難しくなってしまったため勝手ではありますが作品を削除することにしました。内容が思いついたらまた"忘却の彼方"のようなお話を書きたいと考えています。 (2021年10月27日 18時) (
レス) id: 64f54fb5df (このIDを非表示/違反報告)
空 - カシスオレンジ様の小説【忘却の彼方】観覧不可能になっているのですが、もしかして削除してしまったのですか？ いつも楽しみに拝見させていただいていたので、ちょっとだけ残念です…。 (2021年10月27日 14時) (レス) id: 1b6fb8d27d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カシスオレンジ | 作成日時：2021年10月19日 15時
