歌い手短編集！

二人だけの誕生日[ばぁう] ページ15

私は今、最近出来たばかりの彼氏ばぁうくんをこの電気が消されたリビングで隠れて待ってます……

そう、彼は配信者。今はファンの人達と話をしてる時間。

ちょっと寂しいけどこれから彼を独占できるのだからそれはそれで嬉しいのと少し罪悪感があるのとで結構複雑だったりする。

ガチャ…

きたっ！！

ばぁう:Aー終わったー…って暗いし……おーい？いるのかー？

パッ…と電気の明かりがつく

貴:ばぁうくん！！

ばぁう:うぉっ！？

貴:誕生日おめでとう！！

私はそういってばぁうくんの胸に飛び込んだ。

ばぁうくんは驚いた様なでもどこか嬉しそうな顔で

ばぁう:サンキュー。A。

そういった。

貴:ばぁうくんの為にいっぱいご馳走とケーキ、作ったよ！

ばぁう:おおっ！！うまそぉー！！

そういって目をキラキラと輝かせるばぁうくん。

何度見ても飽きないこの笑顔。うん。

貴:食べよっか！

ばぁう:食べるぞー！

貴:おー！

ふたりでそれぞれ料理に口をつける。

ばぁう:うまぁー！！

貴:うん！美味しい！

ばぁう:Aがつくるものはなんでもうまいけど今まで食べた中で一番うまい！！

貴:ほんとに…？嬉しいな♪

ばぁう:んー！この肉もうまっ！！

貴:焼いただけだけどね(笑)

とまぁこんなやり取りをしつつケーキも食べた。

ばぁう:あー、うまかったぁー！もう食えねー！でもやっぱAの作るもんはいくらでも食べれる！！

貴:あはは、なにそれー(笑)

と笑ってはいるが気分はばぁうくんに褒めてもらって有頂天だ。

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