【MSSP】この恋、届けます【eoheoh】

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あー、びっくりしたぁ。いきなり抱きつかれて寝るんだもん


「えおえおさん、眠いんですか？」

e「……ん」


眠たげな目を擦りながら大型車の後部座席に乗り込んでいた。あろま先生は私たちの席の一つ前に座っていて、梓と何か話していた


e「んー、やっぱり眠い…。ついたら起こして…」

「うぇ！？」


えおえおさん、人の有無聞かずに膝を枕にして寝ちゃったよ…！？


「(えおえおさん、意外とまつげ長い…？)」


今日に限って短パン履いてきちゃってるから、えおえおさんの髪の毛が当たって擽ったい。というか右手が足の上に置いてあってえおえおさんの体温が地味に伝わってきている


「(暑い)」


推しが膝枕で寝てるんだよ？恥ずかしくないわけがない。体温上がりまくりだよ。まだ四月なのに夏並みに暑い


azs「行く店って、え！？」


梓が変なものでも見たような目で私たちの席を覗き込んできた


「暑い」

a「はぁ！？お前何やってんだ！！？」

k「え、なに！？何してんの！！？」

f「見たい！！」


運転席と助手席に座っているきっくんさんとFBさんは見えないらしく、ちょっと助かった。見られたらえおえおさんがからかわれるに決まってるし


a「えおえお、起きろ！！」


ベシベシとえおえおさんの頭を叩くあろま先生
私は“ついたら起こして”と言われていたのを思い出して“大丈夫です”とだけ伝えてそのままの状態を継続することに


a「…何かあったら遠慮なく言ってくれ。こいつ叩くから」

「大丈夫ですよ。撮影で疲れてるので寝かして起きましょう」


それに、さっきも叩き起こされたから不機嫌っぽかったし。目、すっごい擦ってたし

眩しそうにしてたから、左手で光を遮ってみたら左腕を掴まれて、その左腕にえおえおさんの両手が絡まってしまった。うん、説明しといて意味わかんないや








、







、






「起きてくださーい」

e「んー」


お店に着いたから起こさないとと思って優しく肩を叩いてちょっと時間をかけて起こすと、寝ぼけながらも起きてくれた


「お店、着きましたよ」

e「着いたの…？あ、俺が降りないと降りれないのか…」


“ごめんね”と小さく謝って車を降りていくえおえおさんを追いかけてお店の中に入って言った

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