百四十七話 ページ8
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それから週明けの朝、緑谷はクラスの子達からインターンの様子を聞かれていた。
「なァ緑谷ンターン、インターンどうだった！？ドスケベエ ロコス女ヒーローがいたかどうか！」
「んあうん」
「どんくらい行くのー？私も入れてー！」
「んあうん」
緑谷は先程から上の空だ。
私も同じような感じだけど。
...なんか周りの人と話すのめんどくさいな。絵でも描いてよう。
と、適当に取り出したノートに絵を描いていたのだが、いつのまにか悲しそうなエリちゃんの顔を描いていた。
「重症だなぁ...」
私は悲しそうな顔を消して笑顔を描こうとしたが上手く描けなかった。
...エリちゃんが笑っているところを想像できないからかな。
エリちゃんみたいな境遇の子は助けられたあとでも笑うことができない。
笑うという感覚が分からなくなっているから。
...駄目だ。最近ずっとエリちゃんのことばっか考えてる。
Aに似てるからかな。
真っ赤な瞳も、人が死ぬ場面を目の前で見たことがあることも、周りを優先しているところも。
...暗いことを考えるのはやめよう。過去よりも未来のことを考えなくちゃ。
まずエリちゃんを助ける方法を考えないと。
どうやったら助けられるか、どうやったら早く助けることが
できるのか。
私は人より頭も要領もいい。それを生かせばできる。
...そうだ。学校でつまらない授業を受けるよりもサーのところに行って情報集める方がよくないかな？
ていうかもう早退して行った方がよくないかな？
うん。そうしよう。
私は廊下に出てからスマホを取りだしサーに電話をかける。
「もしもし」
『何の用だ。貴様も知っている通りこちらは忙しいのだが』
「はい。なのでそちらのお手伝いをさせてもらおうかと思いまして。私情報収集とか得意なんです」
『何だと？学生にできるようなことなどほとんどない。学校で大人しくしていろ』
「嫌です。それと、サー私のこと舐めてません？私のことそこら辺の雑魚と同じにしないでくださいよ」
『周りのやつらを雑魚と言うとは大きく出たな』
「事実なので。まあそんなことどうでもいいんですよ。私もサーと一緒にやります。私色んなところに伝があるんですよ。
それを使ったら情報なんてちょちょいのちょいで手に入ります」
そういう繋がりを持つのには慣れている。
繋がりを持っておくといざという時に役にたつから前のことを思い出した瞬間私は伝を繋ぎ始めた。
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桜 - りーたん☆さん» ありがとうございます！！面白いと言ってもらえてめっちゃ嬉しいです！！体調の心配もしてくれててとても励みになります！頑張りますね！ (2020年8月20日 20時) (
レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
りーたん☆ - 続編おめでとう！！！とても面白いです^_^体調に気をつけて、頑張ってください (2020年8月20日 16時) (レス) id: 6deecb8d9e (このIDを非表示/違反報告)
桜 - シバさん» コメントありがとうございます！！シバさんが安眠を確保できているならよかったです！！←←←更新頑張りますね！！ (2020年8月15日 17時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
シバ - 続編おめでとうございます！楽しみすぎて夜しか眠れません！←←更新頑張ってください！ (2020年8月14日 20時) (レス) id: 344258cf85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2020年8月13日 18時
