百六十五話 ページ29
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エリちゃんを取り返そうとサーに攻撃を仕掛ける治崎。
すると緑谷がそうはさせまいと治崎に攻撃する。
緑谷は触れられることを恐れ尖った岩で治崎を殴りつけた。
「力と速さ...それだけだ」
治崎が緑谷に攻撃をしようとした時、サーが横から応戦し治崎を緑谷から引き離した。
「こいつの相手は私がする！貴様はルミリオンとエリちゃんを！」
「私はイレイザーヘッドの方に行きます!!!」
私は急いで相澤先生を探しに向かい、相澤先生とクロノが消えていった場所に飛び降り壁や床を破壊した。
するとそこには、先ほどの白フードのクロノと地面に伏して目隠しをされている相澤先生がいた。
「なっ、どうしてここに...!!」
相澤先生に危害を加えようとするクロノ。
「...ねぇ、相澤先生に何してるの？邪魔だよ。どいて」
そんなの、許せる訳がない。
クロノは個性を使って攻撃してくるが、私は軽々と最低限の動きで避けてみせる。
私は伸ばされた髪の毛をナイフで切り刻んだ。
そして、時計型麻酔銃でクロノに麻酔を撃ち込む。
「大丈夫。起きたら警察に捕まってる頃だから安心して眠って」
と、私はクロノに声をかけるが返事が返ってくることはなかった。
私は個性で作った解熱剤を飲み込みながら相澤先生の目隠しを解く。
「大丈夫ですか？」
私が声をかけると、相澤先生は口を動かそうとしているが声が出ていない。
「怪我はないみたいですし、上に運びますね。揺れるのは我慢してください」
私が戻った頃には天井に穴が空いていて、リューキュウやお茶子ちゃん達までいる。
状況が変わりすぎてる。もしかして治崎と緑谷は外に出てるの？なら、早く私も行かないと。
私は鬼化して壁を蹴りながら地上に上がった。
「相澤先生、大丈夫ですか？今地上に出られましたけど...治崎と緑谷は空で戦ってるみたいです」
私が空を見上げると、緑谷がオールマイトと同じ強さのパンチを放っているところが見えた。
エリちゃんを背負って、エリちゃんの力を借りながらだけど治崎相手に優勢を保っている。
緑谷は、何でそこまで...
「目の前のッ、小さな女の子一人救えないで...！ヒーローに...なれるかよぉ！！」
「ぁ...」
緑谷のその一言と共に放たれた強烈な蹴りで治崎は倒された。
...いいなぁ、エリちゃん。いいなぁ。こんなにもたくさんのヒーロが必死になって助けようとして、助けてもらえる存在で。
別にエリちゃんを妬んでいる訳ではない。
それでも、やっぱり羨んでしまう。
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桜 - りーたん☆さん» ありがとうございます！！面白いと言ってもらえてめっちゃ嬉しいです！！体調の心配もしてくれててとても励みになります！頑張りますね！ (2020年8月20日 20時) (
レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
りーたん☆ - 続編おめでとう！！！とても面白いです^_^体調に気をつけて、頑張ってください (2020年8月20日 16時) (レス) id: 6deecb8d9e (このIDを非表示/違反報告)
桜 - シバさん» コメントありがとうございます！！シバさんが安眠を確保できているならよかったです！！←←←更新頑張りますね！！ (2020年8月15日 17時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
シバ - 続編おめでとうございます！楽しみすぎて夜しか眠れません！←←更新頑張ってください！ (2020年8月14日 20時) (レス) id: 344258cf85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2020年8月13日 18時
